阪神・ネルソン、先発初勝利を飾る
「阪神６－２中日」（１５日、甲子園球場）にて、阪神のネルソン投手が先発として2度目の登板を果たし、見事初勝利を収めた5回を投げ、3安打を浴びながらも1失点という安定した成績を残し、新たな役割を証明した
ネルソンの投球は初回の先頭打者、岡林選手に左前打を許したものの、その後落ち着いて次のバッターたちを処理
3回には田中選手に中犠飛を許し1点を失うも、4回、5回を問題なく乗り切った
彼はこの試合で自己最多となる81球を投げ、長いイニングを投げるための努力が実を結んだ
試合後のインタビューでは、「めちゃくちゃ緊張しました」と語りつつも、お立ち台から見える景色の美しさを感じ取ったようだ
ネルソンは特に「伝家の宝刀」とされる魔球・ナックルボールを4球使用し、成功を収めている
ナックルボールとは、回転をほとんどかけずに投げる変則的な球種で、バッターにとってはタイミングを合わせづらい球だ
これにより彼の配球に幅が生まれ、相手バッターはネルソンの投球を読みづらくなった
また、150キロ近い直球やチェンジアップといった多彩な球種を効果的に操ることで、打者を苦しめた
今後、短期決戦に向けたさらなるアピールが続く
藤川監督はネルソンの起用法について、「その辺りは含みを持たせてもらいたい」と慎重に発言しつつ、ネルソン自身は「自分ができることは何でもやりたい」とフル回転を誓った
先発ローテーションには村上や才木選手が名を連ねており、石井選手や及川選手といった強力なブルペン陣も控えている中で、ネルソンがどのように役割を果たすのかが注目される
阪神のネルソン選手が先発登板で初勝利を収めたことは、彼にとって新たな役割を証明する重要な瞬間となった。これからのシーズンでの起用法は、チームにとっても大きな悩みの種になりそうだ。今後の活躍に期待がかかる。
キーワード解説
- ナックルボールとは？回転をほとんどかけずに投げる変則的な球種で、バッターにとってはタイミングを合わせづらい球です。
