DeNAが巨人戦で快勝、単独2位に浮上も三浦監督は冷静さを保つ

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 DeNAが15日に行われた巨人戦(横浜)で3―0と快勝を収め、これで4連勝となり、8月2日以来となる単独2位に浮上した

この勝利によって、チームは貯金を1とし、プレイオフ出場への道筋を一歩前進させた

 三浦大輔監督(51)は試合後のインタビューで、順位が『3位から2位に変わったといっても、戦いが終わったわけじゃないし、勝負が決まったわけでもない

これからも一戦必勝ですよ!』と語り、冷静な姿勢を崩さなかった

最大のヒーロー、ケイの初完封

 この日の試合で最大のキーパーソンとなったのは、新加入のケイ

彼は来日最多の126球を投げ初完封を達成し、9勝目を挙げた

ケイにとって、今回対戦した巨人の先発・田中将大は、彼が新人時代(2019年)に対戦した憧れの存在

ケイは「あの投手と再戦できるのは特別なことだ」と感慨深げに語った

チームの好調さを支える若手選手たち

 試合の立役者としてケイの好投を支えたのが、2年目の石上と度会の活躍だ

石上は6回二死一、二塁の場面で田中から右越えの2点適時打を放ち先制点を叩き出し、度会も3回に貴重なソロを放って追加点を挙げた

試合後、石上は『今、チームの雰囲気はとてもいいと思います

このままシーズン最後まで2位でいって、CSをホームでやりたいですね』とチームのモチベーションの高さを表現した

クールな指揮官、全体を見据える

 三浦監督もまた、チームの良い雰囲気を感じ取っており、選手たちの戦う姿勢に感謝の意を示した

しかし『巨人戦だけが重要なわけではない』と続け、今後の試合への意識を高めることを忘れなかった

残り試合が11試合となる今、6勝が必要な勝率5割以上での2位浮上を目指し、全力を尽くす姿勢を示す

 選手たちは熱く、指揮官は冷静に、これからのシーズン後半を見据えて全員が同じ目標に向かって進んでいる

DeNAの最近の成績は素晴らしく、期待が高まる一方で、三浦監督の冷静さが光っています。チームの雰囲気が良いとはいえ、まだシーズンは終わっていません。この調子を維持しつつ、次の試合をしっかり果たしていくことが重要です。
キーワード解説

  • 完封とは?:ピッチャーが相手チームに得点を許さずに試合を終えることを指す。
  • 貯金とは?:勝ち越している試合数を指し、チームの総勝利数と総敗北数の差のこと。
  • CSとは?:クライマックスシリーズの略で、プロ野球の日本一を決定するためのプレイオフのこと。

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