この試合で、田中は6回に2死一、二塁の場面で初球のスプリットが浮いてしまい、右翼へと打たれた
その結果、右翼手の中山が懸命にボールを追ったものの、グラブの先に当たったボールが地面に転がり、相手チームの二人の走者が生還することとなった
6回が終了すると、中山がベンチで田中に頭を下げ謝罪すると、田中は自身の投球を責めるような表情を浮かべつつも、中山の肩に優しく手を置き、前向きな言葉で励ました
この瞬間はテレビ中継にも映し出され、SNS上では「大丈夫だよ、みたいな感じに返していた」「中山は悪くない」といった声が上がり、田中の人間性に感銘を受けるファンが続出した
試合後のインタビューで中山は、「『すいません』と伝えると、田中さんから『大丈夫、大丈夫』と優しい言葉をいただいた」と感謝の言葉を述べ、次回以降の活躍を誓った
田中将大が中山内野手に向けた優しい言葉は、選手同士の絆を感じさせる瞬間でした。試合のプレッシャーの中で、後輩を気遣う姿勢はファンの心を掴み、彼の人柄が際立っています。これをきっかけに、中山の今後の活躍への期待感も高まるでしょう。
キーワード解説
- エースとは? - 野球において、チームで最も信頼される先発投手のことを指します。試合の重要な局面で先発し、勝利を導く役割を担っています。
- スプリットとは? - スプリット・フィンガー・ファストボールの略称で、速球の一種です。投球の際に指を広げて投げることで、球が落ちる感覚を持たせることができます。
- ベンチとは? - 試合中に選手が待機する場所のことを言います。出場していない選手が試合を観察し、戦略を練る重要なスポットです。

