ロッテ・高野脩汰、プロ3年目での成長とプレッシャーに対する意識の変化
ロッテの若手投手、高野脩汰がプロ3年目を迎え、ブルペンの重要な役割を果たしている今シーズンまでに31試合に登板し、5勝2敗、12ホールド、防御率1.68という成績を残しており、リリーフ投手として着実に実力を上げている
成績の詳細
| 試合数 | 勝 | 敗 | ホールド | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 31 | 5 | 2 | 12 | 1.68 |
プレッシャーとの向き合い方
勝ち試合の8回に登板する機会が増えた高野は、その責任感とプレッシャーを強く感じている試合における重要な局面で投げることの影響を、「自分の登板試合で勝ち負けが左右されることは重い」と語った
集中力の維持
高野は、マウンドに上がる前に考えるべきことが多いが、吉井監督からのアドバイスを受け、「マウンドのサークル内のことに集中する」と意識しているというこのように、試合の展開や観客の反応など、外部の影響を気にしないことで、自分のパフォーマンスを保つ努力をしている
連続無失点の活躍
最近の試合では調子を取り戻しており、8月17日のソフトバンク戦以降、10試合連続無失点を記録している15日の楽天戦では、同点の7回からマウンドに立ち、2イニングを無失点に抑える活躍を見せた
今後の展望と課題
高野は、今シーズンに先発として挑戦する予定だったが、制球力に課題があると感じている特に、ツーシームというボールを投じることでフォームに悪影響が出るため、シーズン中はほとんど投げていない
残り試合も20試合を切り、チームは過密日程に突入しているが、高野は今後も全力を尽くす覚悟を明言した
「任せていただいたところは全力を尽くして、気づいたら終わっている」と述べ、チームの勝利のために汗を流す意志を強調している
取材・文＝岩下雄太このニュースを通じて、高野脩汰選手の成長と彼が直面するプレッシャーの現実がよく伝わります。特に、重要な試合での彼の心境や、集中力を保つための努力は、プロ選手としての真剣さを物語っています。
キーワード解説
- ブルペンとは？：試合中に投手が登板する準備をする区域のこと。主に試合に出場する予定のない投手が待機する場所。
- ホールドとは？：リリーフ投手が試合中に試合を有利な状態で次の投手に引き継ぐことによって得られる成績の一つ。
- 防御率とは？：投手が投球した際に自らの責任で許した自責点を基に算出される指標。数値が低いほど良い成績を示す。
