色紙に記した「慎始敬終（しんしけいしゅう）」という言葉に込めた思いを語りながら、プロ入りへの期待や準備について詳しく述べました
「慎始敬終」の意味とは
「慎始敬終」とは、「最初から最後まで気を抜かずにやり通す」という意味を持つ言葉です宮原はこの言葉を選んだ理由について、ドラフト直後の取材で聞かれることが多かったため、調べて気に入ったそうです
「慎」という文字は、当初阿部監督への意図があるのかと思われたが、「違いますよ」と笑顔で説明しました
プロ生活の実感と仲間との交流
宮原は8日に入寮し、来週からは新人合同自主トレが開始されることに触れ、プロ入りの実感を持ったのは去年11月30日のファンフェスタでのことだと述べましたそこで多くの人々の前で投げる機会があり、緊張せずとも盛り上がりを感じたと言います
また、ドラフト4位で入団した石田充冴選手との仲の良さも語り、他のドラフト組との交流についても触れました
体作りと食事への意識
宮原は大学時代に、海洋学部水産学科食品科学を専攻し、野球と食事の関係についての卒論を執筆しました体づくりに高い意識を持ち、特に食事に関しては高カロリーの食事を摂る必要がある時期もあった彼は、祖父母との生活を支えにしながら努力を続けてきました
ドラフト指名された際には、特に祖母が嬉しさのあまり泣いてしまったという心温まるエピソードも明かされています
開幕1軍を狙うための準備と意気込み
宮原は開幕1軍を目指すための具体的なトレーニングとして、足のトレーニングに力を入れていますまた、投球の際の踏み込みや腕の振りを改善しているとともに、フォークの精度アップにも励んでいるといいます
さらに、プロの世界で通用するためには、先発なら規定投球回数、リリーフなら50イニング以上という高い目標を掲げていることを強調しました
最後に、巨人ファンへのメッセージを求められた彼は、「小学生の頃に七夕に『巨人に入りたい』と書いた願い事がかなった」と興奮気味に話し、1年目からチームに貢献できるよう努力する決意を新たにしました
宮原投手のインタビューを通じて、彼の真摯な姿勢やプロ入りに向けた熱意が伝わってきます。将来の目標や仲間との絆を大切にしながら、プロの舞台でどのように成長していくのかが非常に楽しみです。
キーワード解説
- ドラフトとは？：プロ野球のチームが選手を選ぶ制度で、選手が入団する機会を与えられます。
- 慎始敬終とは？：最初から最後まで全力で物事に取り組む姿勢を表す言葉です。
- フォークボールとは？：野球における変化球の一つで、下に大きく落ちる投球が特徴です。
