岸潤一郎、イースタン・リーグ復帰戦で意気込みを語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
西武ライオンズの外野手、岸潤一郎選手(28)が、8月10日に右ハムストリングスの肉離れにより出場選手登録を抹消されてから約1か月ぶりに実戦復帰を果たした

この復帰戦は16日に行われたイースタン・リーグの巨人戦で、岸は「6番・中堅」としてスタメン出場し、フル出場を達成した

岸選手は、9月14日の3軍・鷺宮製作所戦での復帰戦では2打席に立ったが、この巨人戦が復帰後の2試合目であった

この日に関しては、4打席で無安打に終わったが、7回の先頭打者として迎えた3打席目に四球、8回には1死一、三塁の場面で死球を受けることで出塁した

復帰初戦から約10日経過した岸選手は、「目で見えて反応しているのに、思っているところにバットが出てきていない

また、体がついてきていない」と、感覚と動きの鈍さについて語ったが、この日のプレーに関しては、「3打席目からきちんと振れました

目と体が徐々に一致してきている実感があります」と、自信を持って次のステップへ向かう意気込みを見せた

シーズンも最終盤に差し掛かり、岸選手は「プロ野球選手である以上、1軍でプレーすることが僕の中の正義」とほほ笑む

しかし、同時に「正直、焦ってはいます」と心情を吐露しつつも、自らに対しては「焦りすぎもいいことではない」と冷静さも忘れない姿勢を見せた

今季、岸選手はこれまでに2度の肉離れを経験している

最初の怪我は、今季初昇格した試合で発症した左太ももの肉離れで、わずか1日で登録抹消となった

2度目は8月9日の楽天戦で、再び肉離れを繰り返した

そんな中でも「1回目と2回目の怪我では、感覚が違う」と自身の体調を分析し、リハビリ期間中にはその出力に堪えられる体作りをテーマに取り組んできた

「仁志コーチからは、『最強になって帰ってこないと許さないぞ!』との言葉を受けている」とも語り、強さを求められるプレッシャーにも向き合っている岸選手

ゲーム復帰を果たした彼は、次の1軍昇格に向けての準備を怠らず、「立つ打席1回1回、できることを必死にやってアピールする

なんとか食らいつけるように頑張ります」と熱い意気込みを語った

岸潤一郎選手の復帰戦は、彼の成長を示す重要なデータが詰まっています。怪我からの復活は簡単ではありませんが、彼の冷静さと強い意志は、多くの選手にとっての模範となるでしょう。リーグでの成績と照らし合わせることで、彼の努力と技術の向上が見えるのはファンにとって喜ばしいことです。
キーワード解説

  • 肉離れとは?筋肉が無理な負担を受けた際に発生する筋線維の断裂や損傷のことを指します。この怪我は再発しやすく、特に選手にとっては注意が必要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。