巨人・岸田行倫、盗塁阻止率の向上を目指し高い技術を発揮

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[THE GIANTS 2025]

 「5割以上」――

プロ野球巨人の岸田行倫捕手(28)の盗塁阻止率が現実味を帯びてきた

9月15日時点で4割8分1厘を記録し、盗塁を27度仕掛けられたものの、13度でアウトにした

「肩はそこまで強くない」と自己評価しつつも、安定した成績を残している

では、彼はなぜ盗塁を刺すことができるのか

 実松バッテリーコーチは、「送球までの準備の速さ、正確性はとてつもなく高いレベルにある」と説明する

岸田は兵庫・報徳学園高で遊撃手から捕手に転向し、フットワークの軽さと、球を捕ってから投げるまでの動作の速さが際立っている

上半身に頼ることなく下半身を効果的に使い、投球フォームを整えているため、送球の精度が高まる

 失敗から学ぶ姿勢も彼の強みだ

8月24日のDeNA戦では、蝦名選手の二盗を狙った送球がそれてしまったが、次の回には同じ選手の盗塁を阻止することに成功

相手の走力を考慮しつつ、無駄な動きを排除することで送球技術を修正した

「何が良くなかったのかを反省し、次に生かすことを繰り返している」と試合後のインタビューで語った

 盗塁阻止率のセ・リーグ記録は、1993年の古田敦也(ヤクルト)が記録した6割4分4厘であり、岸田は同じ兵庫県出身の古田氏を目標にしている

リーダーとしての背中を追う中で、岸田は2012年の小宮山慎二(阪神)以来13年ぶりの5割達成を目指している

現在、野球においては映像やデータ分析が進み、投手のクイックモーションも解析されているため、盗塁阻止率4割を越えることが「優れた捕手」とされる基準と言える

 巨人の背番号27、岸田行倫が磨き上げた送球技術は、名手の仲間入りを果たそうとしている

この記事を通じて、岸田選手の盗塁阻止率が向上している理由がよくわかりました。彼の技術や姿勢は、他の捕手にとっても参考になる部分が多いと思います。野球はチームスポーツですが、個々の選手が自分の役割にどれだけ真剣に取り組むかが、勝利につながると思いました。
キーワード解説

  • 盗塁阻止率とは? 競技において、捕手が盗塁を阻止した回数の割合を示す指標で、捕手の守備力を測る重要な尺度である。
  • 送球技術とは? 捕手がボールを捕った後、素早く正確に投げるための技能で、フットワークやフォームが重要。これにより相手の盗塁を効果的に阻止する。
  • クイックモーションとは? 投手が打者に投球する際、速く投げるための動作。その速さと正確さは盗塁阻止に影響を与えるため、捕手はこれを解析することが必要。

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