西武・仲三河優太、期待の長距離砲として復活を目指す

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西武・仲三河優太、期待の長距離砲として復活を目指す

埼玉西武ライオンズは、長距離砲の出現を切望している

昨年、球団ワースト記録となる91敗を喫したチームは、今季残り13試合で57勝68敗3分と少しずつ成績を向上させている

しかし、チーム全体の打率は.233、362得点はリーグワーストであり、依然として打撃力の向上が求められている(成績は9月17日現在)

かつては、浅村栄斗内野手や森友哉捕手、山川穂高内野手が揃い、強力な打線「山賊打線」として恐れられていたが、FA移籍による流出が続き今やその威力は薄れている

そんな中、西武の次世代スラッガー候補として名前が挙がるのが、5年目の仲三河優太外野手だ

彼は180センチ、体重100キロという堂々たる体格を誇っており、特に左打ちの特徴を持つ長距離打者である

仲三河は、2023年7月10日に支配下選手登録を勝ち取り、1軍デビューを果たしたが、右手の有鈎骨を骨折し、わずか5試合の出場後に登録を抹消された

しかし、彼は約1か月半で実戦復帰を果たし、再び1軍昇格を狙っている

小関竜也2軍監督は、「ほぼどの方向へでもホームランを打てるパワーを持っている」と仲三河を評し、特に「ベルーナドームでの2軍戦で逆方向の左中間席へライナーでホームランを放った」と彼の力を称賛する

監督は技術面についても高く評価し、「今のままでいい

あとは1軍の投手によるスピードや変化球にどう対応するかだ」と述べている

仲三河は2020年のドラフト7位で大阪桐蔭高から西武に入団し、当初からその飛距離は評判だったが、1軍出場の機会に恵まれず、2023年オフには戦力外通告を受けて育成選手として再契約した

今春のキャンプでは、グリップを胸付近の低い位置に構え、コンパクトなスイングに変更したが、その一方で持ち味の長打力は依然健在である

イースタン・リーグでは4月15日の日本ハム戦で1試合3本塁打、さらに5月29日のオイシックス戦ではサイクル安打を達成し、支配下選手登録に復帰した

西武ライオンズの仲三河優太選手の復活劇は、球団にとって非常に重要なニュースです。彼のパワーと可能性に期待が寄せられていますが、1軍の投手にどのように対応していくかが今後の大きな課題です。また、チームの打撃力の向上も課題で、仲三河の成長はチーム全体にとって明るい未来をもたらす可能性があります。
キーワード解説

  • 長距離砲とは?打者が特に多くの本塁打を打つ能力が高いことを指し、主にパワーヒッターに使用される用語です。
  • FA移籍とは?フリーエージェント移籍の略で、選手が契約満了後に他の球団と自由に契約できる制度です。
  • サイクル安打とは?1試合でヒットを「単打」「二塁打」「三塁打」「本塁打」の全てを打つことを指す特別な偉業です。

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