美馬選手はスーツ姿で会見に臨み、「私、美馬学は今年で15年間の現役生活の幕を下ろすことを決めました
本当にお世話になりました」と謙虚に語った
美馬選手は改めて自身のプロ野球人生を振り返り、「振り返ってみるとあっという間で、本当につらいこともたくさんあったんですけど、なかなかなれない日本一にもなって、FAもさせてもらって2球団目に行けたりだとか、本当に幸せな思いをたくさんできたなと改めて思います」と感慨深く述べた
引退を決意した理由について、美馬選手は「決めたのは8月末から9月頭くらいで、最後にけがをしてリハビリをしていた時に、球団の方といろんなお話をした際に引退試合をしてくださるという話をいただいた
その時に気持ちの整理が付いたかなっていう感じです」と説明した
このみの家族にも報告し、妻からは「よく頑張ったね」との言葉をもらったことを伝え、「自分としてもよく本当に頑張れたんじゃないかなと」と思いを語った
子供からは特に野球選手であることへのこだわりがなく、「とにかく僕と長くいてくれる仕事なら何でもいいよ」と言われたと話した
美馬選手は2010年にドラフト2位で楽天に入団し、通算266試合に登板し、80勝88敗、5ホールド、防御率3.94を記録
プロ1年目から23試合に登板し、2013年には楽天の球団史上初の日本一に貢献して日本シリーズMVPに輝くなど、輝かしいキャリアを持つ
2019年オフには国内FA権を行使しロッテに移籍
移籍1年目の2020年には19試合に先発登板し、10勝4敗、防御率3.95を記録して4年ぶりのAクラス入りに貢献した
美馬選手の引退試合は30日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)で行われる
古巣との一戦に気持ちを整理しつつ、「その試合を引退試合に選んでもらえたということで、いい舞台を用意してもらえるなら頑張れる
両チームの前で最後に投げられる姿を見せたい」と意気込みを語った
美馬選手の引退は、ファンにとっても大きなニュースです。彼は日本一を経験した選手であり、多くの記憶に残るプレーをした選手です。引退は悲しい一方で、新たな人生への一歩ともいえます。これからの彼の活動にも期待が寄せられます。
キーワード解説
- 引退: プロ選手が選手生活を終えることを指します。多くの選手は、競技力や体力の低下を理由に引退を決意します。
- FA権: フリーエージェント権の略であり、選手が契約を結ぶ権利を持つことを指します。この権利を行使することで、選手は移籍を選択できます。
- MVP: 最優秀選手賞の略称であり、大会やリーグでの優れた成績を収めた選手に授与される賞です。

