しかし、連続死球により一、二塁とされた後、代打の西野選手に中前打を許し、ノーヒットノーランの偉業は達成されませんでした
それでも、今井は7回を投げきり、安打1、無失点という成績を残しましたが、勝敗は付きませんでした
今井は今シーズンも順調に成績を残しており、これで3年連続の2桁勝利を目指すも次回登板に持ち越しとなりました
4月18日のソフトバンク戦でも8回を無安打で締める好投を見せており、その時は守護神・平良投手が9回を締め、61年ぶりの「ノーヒットワンラン」継投が成功していました
この日の試合では、5四死球を与えながら無失点でやり過ごした今井は、「悪いなりに無失点で抑えることができたのは良かったです」と試合後にコメントしました
一方、西口文也監督(52歳)は、今井のピッチングをたたえ、「ランナーは出していましたが、要所で力のこもった投球をしてくれた
何とか今井が投げているうちに1点でも取っておけば」と述べました
スタンドには、この試合を視察に訪れた複数のメジャーリーグ(MLB)球団のスカウトが今井の投球に熱視線を送っていました
順調に行けば、彼は来季中に国内FA権を取得予定ですが、複数のMLB関係者は「万一、何か起きた場合に米国本部に情報提供ができるように」との理由で視察を続けているとのことです
今井自身は公の場でMLB挑戦の意思を示したことはありませんが、確証がなくてもスカウトの目が光り続けています
東地区の球団関係者によると、「これまでのエリート日本人投手はWBCを見本市として大きな契約を取得している例が多い
多くの球団が彼のポスティング(メジャーリーグへの移籍のための手続き)を来年に予想しているが、最終的な決断は西武球団に委ねられる」とのことであり、今井がいつ移籍市場に出るのか、MLB球団にとって大きな関心事となっています
今井達也選手のパフォーマンスは、今シーズンも例外ではなく、その実力が証明されています。特に、ノーヒットノーランを達成することが期待された試合は、彼の能力を強く印象づけました。MLBスカウトが注目する中、今井選手がどのような決断を下すかは、国内外の野球界にとって興味深いテーマです。
キーワード解説
- ノーヒットノーランとは?:ノーヒットノーランは、野球において投手が試合中に一度もヒットを許さず、無失点で完投することを指します。この偉業は非常に難しいため、多くの投手にとって憧れの記録です。
- 四死球とは?:四死球は、四球と死球を合わせたもので、ピッチャーが打者に対してボールを4球投げてアウトにしなかったり、投球が打者に当たることを指します。これにより、塁にランナーを出すことになります。
- ポスティングとは?:ポスティングは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグへの移籍を望む際に行う手続きです。選手が希望する球団に対して、日本の球団が一定の金銭を受け取る条件があります。

