トレードがもたらした大田泰示の飛躍と岡崎郁氏の思い

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フジテレビ系「ジャンクSPORTS」が9月13日に放送され、プロ野球選手のトレードに関する特集「爆笑!トレード物語 後編」が話題となった

元楽天選手の鉄平氏や、巨人で4番を務めた岡崎郁氏が自身のトレード経験を語る中、特に注目を集めたのが大田泰示氏である

大田氏は、2008年にドラフト1位で巨人に入団し、松井秀喜氏の背番号「55」を背負って期待される右の大砲候補だった

しかし、在籍8年間での本塁打はわずか9本と、期待に応えることができなかった

それでも、2016年のオフシーズンに北海道日本ハムファイターズへトレードされたことで、状況は一変した

新天地で外野手にコンバートされた大田氏は、日本ハムで5年間の在籍中に66本の本塁打を記録し、才能を開花させた

特に、初年度には巨人時代のトータル本塁打数を上回る15本を記録し、「大ブレイクさせていただきました」とその経験を振り返った

加えて、大田氏は2020年にゴールデングラブ賞を受賞し、外野手としてもその実力を証明している

辞職した岡崎氏は、彼の潜在能力に早くから気づいており、「(大田氏を)見たときには坂本勇人より素晴らしい選手になると思っていました

しかし、結果としてジャイアンツでの才能開花には至らず、新天地で躍動する姿を見せました」と複雑な感情を口にした

大田氏の活躍には岡崎氏自身が喜ぶ反面、「できれば、ジャイアンツで伸びてほしかった」と悔しさも隠し切れなかった

大田氏はその後、2021年オフに横浜DeNAベイスターズへ移籍し、2024年限りで現役を引退する予定で、16年間のプロ生活に終止符を打つことになる

大田氏のトレードの成功例は、選手が新たな環境で活躍することで才能を開花させることができることを示しています。岡崎氏のように、選手のポテンシャルを理解する指導者の存在も重要です。若手選手にとって、トレードは新たなチャンスであることを教えてくれます。
キーワード解説

  • トレードとは?: トレードとは、プロスポーツチーム間で選手が交換されることを指します。選手の成績向上を促すための手段として用いられることが多いです。
  • ゴールデングラブ賞とは?: ゴールデングラブ賞は、日本のプロ野球において、守備が特に優れた選手に贈られる賞で、毎年のシーズンで最も優れた守備を見せた選手に授与されます。

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