中日・ヤクルト戦で中田翔が引退試合、シーズン最終盤の厳しい状況が浮き彫りに

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■プロ野球 中日-ヤクルト (19日 バンテリンドーム)今季135戦目を迎えた中日ドラゴンズは、ヤクルトとの対戦において中田翔選手の引退試合が行われることが発表されました

中日は現在、14度目の3連敗を記録中で、9月は4勝11敗という成績で、シーズン全体では58勝74敗2分というボロボロの状態です

これにより、借金は16となり、順位は5位となっています

リーグの状況を見ると、3位に位置する巨人とは7.5ゲーム差、最下位のヤクルトとは5ゲーム差で、チーム総得点は375というリーグでは最も低い数字です

このところのパフォーマンスがチームの不調を物語ります

前日のDeNA戦では、1点を追う3回2死から上林選手とボスラー選手が適時打を放ち、逆転に成功しましたが、先発投手の涌井選手がその後、坦杜な失点を許して試合を壊してしまいました

涌井選手は5回に6安打4失点で降板し、6回には藤嶋選手とマルテ選手が次々に適時打を浴び、さらに3失点が加わる形になりました

この試合での中日の反撃は、7回の板山選手の三塁打から岡林選手の内野ゴロによる点のみに留まりました

今季のヤクルト戦成績は10勝11敗1分、昨季は12勝11敗2分と勝ち越しましたが、このシーズンは11勝14敗で負け越しており、厳しい戦いを強いられています

中田翔選手が出場登録される一方、涌井選手は登録を抹消されました

中日のスターティングメンバー

打順 選手名 ポジション
1 岡林 センター
2 福永 サード
3 上林 ライト
4 中田 ファースト
5 細川 レフト
6 板山 セカンド
7 山本 ショート
8 石伊 キャッチャー
9 ピッチャー

ヤクルトのスターティングメンバー

打順 選手名 ポジション
1 並木 ライト
2 長岡 ショート
3 内山 レフト
4 村上 サード
5 オスナ ファースト
6 山田 セカンド
7 古賀 キャッチャー
8 岩田 センター
9 吉村 ピッチャー
今季の先発投手は中日の柳裕也選手で、今季13度目の登板となります

成績は3勝3敗、防御率2.57です

前回の広島戦では4回に9安打を浴び6失点(自責5)という内容でした

ヤクルト戦は今季初登板となります

一方、ヤクルトは先発投手に吉村貢司郎選手を起用し、これが今季21度目の登板です

成績は6勝6敗、防御率3.18で、前回の中日戦では7回を投げて2失点(自責2)と好投し、自身は2連勝中です

中日ドラゴンズが今季の厳しい状況を抱えつつ、中田翔選手の引退試合を迎えることは、選手自身にとってもチームにとっても特別な瞬間です。今後、どのようにチームがこの状況を乗り越え、再建を図るのかが注目されます。
キーワード解説

  • 引退試合とは?選手がそのキャリアを区切るための最後の試合を意味します。
  • 防御率とは?投手の成績を示す指標で、投げたイニングごとに与えた自責点の数を表します。
  • スターティングメンバーとは?試合の初めに出場する選手たちのことを指します。

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