阪神・早川、甲子園初先発で圧巻の投球を披露

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◇セ・リーグ 阪神4-0DeNA(2025年9月19日 甲子園)【片岡篤史 視点】阪神タイガースの早川選手が、甲子園での初先発で圧巻の投球を披露し、チームを勝利に導いた

特に初回、無死一、三塁の絶体絶命のピンチを、冷静かつ的確に切り抜ける姿が光った

まずは好調の筒香選手を内角のカットボールで右飛に仕留め、続くビシエド選手も内角のシュート系を駆使した遊ゴロ併殺で打ち取った

早川選手は、6連勝中のDeNAに対して逃げずに攻め込む姿勢を見せ、内角をしっかりと攻めたことで、相手にプレッシャーを与えた

彼の投球フォームは、独特の「間」(ま)を持っており、これが打者にとってタイミングを取りにくくする

特に、腕が遅れて出てくるため、ボールはベース板に対して強いスピードで到達し、打者にとっては距離感を掴むのが難しい

試合では6回の間に3併殺打を含む9個の内野ゴロを打たせるなど、早川選手の特長を十分に活かした圧巻のピッチングだった

彼はユニークなキャリアを持ち、小樽商大から公務員を経て育成契約でプロ入りした選手であり、様々な形で野球に取り組む人々に希望を与える存在となるだろう

特に、この試合でCS(クライマックスシリーズ)で対戦の可能性があるDeNAに嫌な印象を植え付けたことは、チームにとっても大きな成果だ

早川選手の甲子園初先発は、素晴らしい成功を収めました。特に冷静にピンチを切り抜ける姿が印象的で、プロとしての成長を感じさせました。独特の投球フォームや内角を攻める投球スタイルの効果で、相手打者にとっては厄介な存在となりました。この試合の成果が、今後の彼のキャリアにどのように影響するか注目が集まります。
キーワード解説

  • 内角とは? 内角はバッターが立っている位置から見て、体に近い方のストライクゾーンを指します。ピッチャーはこの内角を攻めることで、打者の反応を鈍らせ、打撃をしづらくすることができます。
  • カットボールとは? カットボールは速球に似た変化球で、ボールが少し横に切れているように見えます。これにより、打者は打つタイミングを外されることが多くなります。
  • シュート系とは? シュート系は、ボールが投げられた方向から内側に曲がるタイプの投球です。特に右腕のピッチャーが右打者に対して投げることで、打者にとっては打ちづらいボールになります。
  • 併殺打とは? 併殺打は、1つの打球で2つのアウトが取れる状況を指します。通常は、一塁走者をアウトにしながら、続いて二塁走者もアウトにするプレーです。

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