広島東洋カープ、レギュラー固定化の課題に直面―低迷の理由とは

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広島東洋カープは19日、東京ドームでの巨人戦において4―5で敗れ、シーズン3連敗となってしまった

これにより、借金は今季最多タイの14に膨らみ、セリーグ4位の成績が響いている

試合では2点を先制したものの、先発ピッチャーの大瀬良大地投手(34)が精彩を欠いた

特に相手チームの主砲岡本選手に2本のホームランを許し、6回投げて5失点という結果となった

試合後、新井貴浩監督(48)は大瀬良に対し、「ピッチャーに2本のタイムリーが出てしまった

本人も反省していると思う」と、厳しい言葉を寄せた

今季、広島のレギュラー選手が次々と固定できていない問題は解消されず、特に新たな「レギュラー」と呼べる選手が確立されていないことに問題がある

今シーズン、29試合連続で1番打者に起用されている中村奨成外野手(26)は、300打席以上で7本塁打29打点を記録し、成長している選手として評価されている

しかし、チーム関係者は「奨成が毎日試合に出始めたのは交流戦後から」と指摘しており、本来的なレギュラーとしての地位確立には至っていない

遊撃手として期待された矢野雅哉内野手(26)も打撃の成績が振るわず、現状で唯一の不動のレギュラーとして打率3割1分をキープしている小園海斗内野手(25)だけが存在感を示している

昨季の規定打席に到達した選手が6人から3人に減ったことも、選手層の薄さを示している

新井監督は世代交代を進める方針を貫いており、ベテラン選手の打席数が減少している現状だが、若手選手がポジションを確立するには至っていない

チーム関係者からは「他のチームなら、これだけチャンスをもらうことはない

選手も考え直さなければならない」との指摘もあり、競争の激しさを強調した

さらに、「出たり出なかったりの状態では、本物のレギュラーにはなれない」と、若手選手への期待も寄せられている

チーム内競争を勝ち抜き、真のレギュラーとして定着する選手が増えない限り、広島の復活は見えてこないというのが背景にある

広島東洋カープの現状は、若手選手が定位置を確保できていないことが大きな問題として浮かび上がっています。若手には多くのチャンスが与えられていますが、実際にそれを活かせる選手が少なく、世代交代が進まない状況では、チームとしての成績向上は見込めません。今後の若手選手の成長が求められます。
キーワード解説

  • レギュラーとは?:プロ野球における「レギュラー」は、定期的に試合に出る選手を指します。常にスタメンとして起用されることが期待されているため、チームの重要な戦力とされます。
  • 規定打席とは?:レギュラーシーズンで選手が打席に立った回数を示します。規定打席に到達することでその選手の成績が公式に記録されます。これがないと実力が認められにくいです。
  • 世代交代とは?:チームにおいて、古い選手から若手選手への移行を示します。チームが今後成功するためには新しい選手に活躍の場を与えることが不可欠です。

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