祖父江選手は、「最高の時間でした
最高の仲間と出会い、僕は幸せ者でした」と振り返り、今後チームメートと野球ができないことへの切なさを語った
一方で、長年のトレードマークである「眼光ビーム」を卒業することに対してほっとしている気持ちも伝えた
祖父江選手のキャリアと成績
祖父江選手は、中学から大学、さらにはトヨタ自動車を経て、2014年にプロ入りした中日ドラゴンズにはドラフト5位で入団し、以来ルーキーイヤーから10年連続でシーズン30試合以上に登板している
特に、20年には30ホールドポイントを獲得し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にした
最後のマウンド
この日の試合では、8回に登板した際にヤクルト・中村悠選手にヒットを打たれ降板した祖父江選手は、「三振を取るぞと意気込んでいた」とコメントし、井上監督からの言葉に対して笑顔を見せる一幕もあった
胴上げとファンの声援
スピーチ後の胴上げでは、同じく今季限りで引退する岡田選手の胴上げが終わった後、ナインが祖父江選手の胴上げを忘れ、一時的にベンチに戻ろうとしたそのハプニングにはスタンドから笑いが起こり、最後には祖父江選手が数回宙を舞ってファンの歓声を受けた
祖父江選手の思いと今後
祖父江選手は、「本当に16年間…、間違えました、12年間でした」と自らを省みつつ、「最高の野球人生をありがとうございました」と頭を下げた彼の言葉には、選手生活を共にした仲間やファンへの深い敬意が表れており、温かい雰囲気でのセレモニーとなった
祖父江大輔選手の引退は、プロ野球界において非常に感慨深いものとなりました。彼の誠実なスピーチやファン、チームメートとの絆は特に心に残ります。今後の彼の活動にも大いに期待したいと思います。
キーワード解説
- ホールドポイントとは?ホールドポイントは、中継ぎ投手が試合の途中で登板し、その後チームが勝利した際に付与される評価の指標です。
- 胴上げとは?胴上げは選手が引退や成績を残した際に、仲間がその選手を持ち上げ、祝福する行為です。

