阪神・岩貞、プロ300試合目の登板で無失点を記録。CSに向けて安定感を見せる

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◇セ・リーグ 阪神1―4DeNA(2025年9月20日 甲子園) 阪神タイガースのベテラン左腕、岩貞が9月20日のDeNA戦でプロ通算300試合目の登板を迎え、見事に無失点を記録した

岩貞は試合終盤の9回、5番手としてマウンドに立ち、1四球を許したものの、追加点をしっかりと防いだ

この結果、彼は9試合連続無失点を記録し、防御率は1.95と一桁台に到達した

特筆すべきは、今季のDeNA戦においては5試合に登板し、すべて無失点という安定した成績を残している点である

短期決戦のクライマックスシリーズ(CS)が迫る中で、相手チームにこの一定の結果を見せつけることは、チームにとって大きなアドバンテージとなる可能性がある

岩貞は、2013年のドラフト1位で阪神に入団し、2016年には初の2桁10勝を挙げた実力派

しかし、2020年からは中継ぎ投手としての役割にシフトし、チームの精神的支柱として活躍を続けている

試合前には、同僚投手へ登板前の食事についてアドバイスをするなど、チームメートへの配慮も忘れない

「300も通過点だと思っているので、これからもどんどん試合に出ていきたい」という岩貞の言葉には、彼自身のさらなる成長欲が表れている

今シーズン、リーグ優勝を経験し、次なる目標は藤川監督を日本一に導くことであり、彼にとってこれからも重要な役割が期待されている

阪神のファンにとって、こうしたベテランの存在がどれほど大きなものかは計り知れない

今後のCSに向けて、岩貞がこの調子を維持し、チームに貢献できるか注目される

今回の岩貞選手の活躍は、ただの数字以上の意味があります。彼の安定した投球は、チーム全体を引っ張る力になっており、クライマックスシリーズに向けた大きな期待感を抱かせます。選手個々の成長がチーム全体に与える影響を考えさせられる試合でした。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球のプレーオフ制度であり、リーグ優勝チームが日本シリーズ進出をかけて戦う重要な戦いです。
  • 防御率とは?投手が投げたイニング数あたりに許した自責点の数を基に算出される指標で、低いほど安定した投手と見なされます。
  • 中継ぎ投手とは?試合展開によって先発投手の後に登場する投手のこと。ここで活躍することが試合を有利に進める上で重要です。

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