DeNA・森唯斗投手が引退会見、12年間のプロ野球キャリアを振り返る

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 今季限りで現役引退することを発表したDeNA・森唯斗投手(33)が、神奈川・横浜市内の球団事務所で行われた引退会見に出席しました

森選手はブルーのスーツにネクタイを着用し、涙を浮かべながら心境を語りました

 引退の決断をした時期について、森選手は「9月に入ってから球団と話して決めました」と明かし、初めてこのことを伝えた相手が奥様であることを語りました

「嫁は納得してないみたいでしたけど、僕が決めたことなので、受け入れてくれていると思います」とのことです

 森選手はソフトバンクホークス出身で、2013年のドラフトで2位指名を受けて入団し、常勝軍団のリリーフの柱として長年活躍してきました

特に、2014年からは7年連続で50試合以上に登板し、2018年にはセーブ王を獲得しています

セーブ王とは、試合の終盤に登板し、勝利を守る役割を果たした投手に与えられるタイトルです

2023年には戦力外通告を受け、同年オフにDeNAに移籍しましたが、今季は1試合の登板に留まっています

それでも、8月28日の阪神戦では今季初勝利を挙げました

 プロ12年間で通算485試合に登板し、27勝30敗、106ホールド、127セーブという成績を残している森選手は、「もっと結果を残したかった」と自身の成績に対して思いを語りました

「でも、ここまでできたのは十分だったと思います

実際、こんなに長くやれるとは思っていなかったので、素晴らしい野球人生でした」とさらに深くうなずきました

 ファンへの思いを尋ねられると、森選手は声を詰まらせて「応援してくれた皆さんには本当に感謝していますし、ファンあってのプロ野球選手なので、12年間、しっかり背中を押してもらった」と涙を流しました

最終的に、サプライズでチームメートの入江選手や山崎選手など8人が登場し、花束を受け取る場面もありました

森唯斗投手の引退会見は、彼のプロ野球生活の集大成であり、多くのファンに愛された選手が素直な気持ちを表現した瞬間でした。彼が感謝の気持ちを涙ながらに語った姿は、多くの選手が抱える孤独と達成感を思い起こさせます。これからの彼の人生に期待が高まります。
キーワード解説

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