宮西選手は、後輩の堀選手や山本晃選手、ソフトバンクの長谷川選手と共に、ハードな走り込みを行い、史上4人目の900試合登板を目指す意気込みを見せました
鍛え抜かれた身体で自己の限界に挑戦
この日のトレーニングは、午前9時から5キロのウォーキングを開始し、その後50メートルを20本、100メートルを6本走るという内容でした宮西選手は、20代の選手たちと同じ負荷を自らかける形で先頭に立ちました
「もう既にピークです
この時期にしっかり追い込んでキャンプインする」と、18年目のシーズンに向けての準備が万全であることを強調しました
史上初の記録を視野に
宮西選手は今年の6月に40歳を迎えますが、更なる偉業を目指しています昨シーズンには、NPB史上初の通算400ホールドを達成しました
今シーズンは、岩瀬仁紀、米田哲也、金田正一の3人だけが達成した通算900登板を目指すことを明らかにしています
彼は「1年間チームに貢献して、当たり前の数字として達成したい」と語り、多くの期待が寄せられています
体力維持のための厳しいトレーニング
さらに、現役最年長の44歳左腕からのアドバイスも取り入れましたオフにヤクルトの石川選手から「30歳後半になると休む方が体が固まるので、体を常に動かすことが大切だ」と教わり、ランニングに注力することを再確認しました
また、約2時間にわたるウェートトレーニングにも熱心に取り組み、自身の体を見つめ直す時間を大切にしています
ブルペンでの調整
この日は、今年初のブルペン入りも果たし、直球やスライダー、チェンジアップを交えた約30球を投げ込みました「例年に比べて、肩と肘の状態が順調です」と満足した表情で語り、昨季はシーズン途中からの1軍だったことを振り返りつつ、「今年は1年間戦いたい」と決意を述べました
宮西選手は、9年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指し続けています
宮西選手の自主トレーニングの公開は、39歳でありながらも若手選手とも同じ条件でトレーニングを行い、さらに900試合登板を目指すという姿勢に、多くのファンのみならず選手たちも勇気づけられることでしょう。彼の言葉や行動は、長年にわたる経験を生かしたものです。
キーワード解説
- 自主トレーニングとは?:選手が自分の判断で行うトレーニングのことで、チームの合宿や公式練習以外に自分のペースで体を鍛えます。
- ホールドとは?:ピッチャーが試合で自チームがリードしている状況で登板し、そのリードを守る働きをしたことを示すスタッツです。
- ブルペンとは?:投手が試合の前にウォーミングアップをする場所やその過程を指します。ここで調整された球が試合で重要な役割を果たします。