巨人戸郷翔征投手、広島戦に向けて“鬼門”克服に挑む
東京読売ジャイアンツの戸郷翔征投手（25）は、9月23日に行われる広島戦（マツダスタジアム）に向けて、神奈川・川崎市のジャイアンツ球場で調整を行った今季の成績は7勝8敗、防御率4.07と不振が続く中、チームはクライマックスシリーズ（CS）本拠地開催確保に向けて、2位のDeNAを2ゲーム差で追いかけている
戸郷投手は、特にマツダスタジアムでの成績が悪く、これまでの3試合で0勝2敗、防御率9.39という厳しい数字を記録している
「広島戦での失点は特に多い
今年は1点でも少なくして、チームの勝ちに貢献したい」と意気込みを語った
立ち上がりの重要性
戸郷投手にとって、試合の立ち上がりが鍵となる最近の2試合では初回に失点を喫しており、出塁されたバッターに対して慎重すぎるピッチングが悪影響を及ぼしている
戸郷投手は「大胆に攻めるところも必要」としつつ、「気持ちの入れ替えや四球、球数を少なくすることが失点を減らす」と自らを鼓舞した
今季は2度の2軍落ちを経験したが、9月に入ってからは3連勝を記録し、徐々に巻き返しが図られている
直近の3年間の同月における防御率は、2022年が1.95（1勝1敗）、2023年が1.18（2勝1敗）、2024年が0.32（3勝1敗）と好成績を残している
疲労回復の工夫
戸郷投手は、今季の5月と夏場に感じた「どっと疲れが来る」時期について、どのように疲労を軽減するかに苦心している「先輩方からアドバイスを受け、さまざまな方法を取り入れている」と話し、実際の改善に取り組んでいる
阿部監督も「技術だけではなく、気持ちが大切」とし、選手たちの士気を高めるべく励ましを送った
戸郷投手も「いいイメージを作ること」を意識しており、広島戦に向けて強い決意を新たにしている
戸郷選手が広島戦に向けて意気込む姿勢は素晴らしいです。特に、立ち上がりの重要性を自覚し、ピッチングスタイルを見直そうとしている点が評価できます。今年の成績が苦しい中でも、再起を目指す彼の姿勢からは大きな成長が感じられます。エースとしての責任感も強く、今後が楽しみです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ（CS）とは？：プロ野球において、レギュラーシーズンの上位チームが進出するプレーオフの一つで、争いが非常に激しい。
- 防御率とは？：投手がどれだけ得点を与えたかを示す指標で、通常は9イニング（1試合）あたりに換算される。
- ストレートとは？：最も基本的な球種で、速さを活かし、打者からは直球として認識される。
- 立ち上がりとは？：試合開始からの初イニングで、特に最初の数投球は試合の流れを左右する重要な時間帯。
