プロ4年目で、初めて一塁のポジションを守った彼は、試合の4回無死一塁の場面で、ヤクルトの青柳から左中間へ適時二塁打を放ち、早速結果を残した
前川は試合後、「(今回のタイムリーは)2軍の時にペーさん(北川2軍打撃チーフコーチ)から前で打て、前で打て、と言われていた
教えてもらっていることができた打席だったと思います」と振り返った
ここでの「タイムリー」とは、ランナーが得点に結びつく安打のことで、重要な場面でのヒットとなる
一塁には大山選手という絶対的な存在がいるため、今季のクライマックスシリーズ(CS)に出場する機会は非常に限られている
この日の試合では「本職」である左翼を守ったのは高寺選手であった
前川は「一塁は初めてやったので、いろいろ緊張感があったんですけど、次もう一回あるなら頑張りたい」と語り、今後のさらなるアピールを誓った
残り試合の出場機会は多くないものの、この日のようなチャンスをしっかりと生かし、プロとしての成長を続けていく決意を示した前川選手であった
今回の試合での前川選手の活躍は、彼にとって重要な一歩となるでしょう。約1カ月のブランクを乗り越えて、生き残りをかけた戦いの中で結果を残したことは評価されるべきです。しかし、クライマックスシリーズを控えた中、大山選手との兼ね合いが難しいことも明らかです。彼が今後の出場機会をどう生かすのか、注目です。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは? プロ野球のシーズン終了後に行われるプレーオフのことで、人気チームが日本シリーズへの出場権を争う。成功すれば、さらに上の舞台へ進むことができる。
- タイムリーとは? 走者が得点する可能性が高まる安打のことで、特に重要な局面でのヒットを指す。選手の活躍が試合の流れに大きく影響する。
- 一塁とは? 野球のポジションのひとつで、主に内野で守備を行う。チームの守りの要であり、打撃でも重要な役割を果たす位置でもある。

