戸郷は今季、3度の登板で防御率9.39と厳しい結果が続いており、今試合が“4度目の正直”となる
彼にとって、この試合は9月の4戦4勝を狙う大事な戦いだ
これまでの試合では、マツダスタジアムでの成績が芳しくない
特に、今年は広島戦での失点が目立ち、「1点でも少なく、勝ちに貢献できれば」と戸郷自身が願う
直近の17日のヤクルト戦(神宮)では、6回を投げ2失点で7勝目を挙げ、今回は中5日での登板となる
戸郷は、過去3年間の9月の防御率が昨季0.32、2023年1.18、2022年1.95と、シーズン後半に強い選手であることを自覚している
「9月が最も大変な時期ですが、僕は好きです」と彼は語り、トレーニングの質がカギであると強調した
戸郷にとって重要なのは初回の失点を抑えることだ
これまで5月からの3試合連続で初回に失点しており、試合中盤から力が出てくるタイプのため、「前半にどう投げるかが勝利への鍵」と意気込んでいる
また、彼は毎年のように完投を目指す目標を掲げており、自身の借金完済もかかる一戦に気合が入る
敵地での試合は常に厳しいが、「試合前日からは良いイメージしか持たない」と自信を示した戸郷
自力での2位復活を目指し、全身全霊を注いで挑む
戸郷投手が広島戦で初回の失点を克服しようとする姿勢は、今後の成長を期待させるものです。チームが必要とする時にしっかりと応えてくれる投手であることが、巨人にとって大きな価値となるでしょう。
キーワード解説
- 防御率とは?:選手が投手としてどれだけ失点を抑えたかを示す指標で、失点数を投球回数で割った値です。低いほど優秀と言われます。
- 完投とは?:投手が試合の全てのイニングを投げ切ることを意味します。通常、投手が最後まで自身で試合を締めることが期待されます。
- 四球とは?:投手がボールを投げ、打者がバットを振らずに、打者が1塁へ進むことを許すことを指します。四球が多いと、ピッチングの制御が不十分とされます。

