巨人、広島戦で完封負け-戸郷の苦闘が続く

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広島に完封負け、巨人は今季の厳しい局面を迎える

◆JERA セ・リーグ 広島5―0巨人(23日・マツダスタジアム) 東京巨人軍は、広島東洋カープとの対戦で、先発投手の戸郷翔征(とごう しょうせい)が好調とは言えない結果に終わり、完封負けを喫した

戸郷は4回を投げて65球を費やし、5安打4失点、さらに4つの三振を奪ったものの、降板を余儀なくされた

打線は、広島の先発投手・玉村昇悟(たまむら しょうご)に対して6回無得点に抑えこまれ、試合は重苦しい展開となった

42,000人以上のファンが詰めかけたマツダスタジアムで、戸郷は緊張を抱えながらマウンドに上がった

この日の試合での導入は、好調な相手に対抗したいという思いからだったが、初回から先頭打者に二塁打を許すなど、計画通りには進まなかった

2回には、中村奨成が145キロの直球を捉え、左翼上段に運び込む2ランホームランを放ち、その後も失点を重ねてしまった

「1点でも少なく、勝ちに貢献できれば」、戸郷の意気込みとは裏腹に、苦しい展開が続いた

その後、3回には立て直しを見せたが、4回にも走者を出しながらも無失点で抑えることができた

結果的に、戸郷は4回で65球を投げ、5安打4失点という内容で降板

試合の流れが悪い中にも、巨人には得点チャンスが訪れたが、0-4の5回に戸郷の代打・石塚がプロ初安打を放ったものの、泉口がスライダーで空振り三振

それでも、打線が1本出なければ、試合を覆すことはできず、最終的に完封負けという結果になった

5回から投げた平内大翔(ひらうち ひろと)が安打や四球を許したものの、右翼手・中山の好プレーで得点を防いだ

次に登板したケラーも丁寧なピッチングでピンチを切り抜けたが、追い上げる打線の手助けには至らなかった

今回の試合で巨人は打線の不振が際立っており、特に完封負けは今季全体の厳しさを象徴しているように思います。戸郷投手も自身の調子が上がらず苦しんだ様子で、今後の調整がどうなるかが気になります。チーム全体の連携や打線の再活性化が求められる時期に差し掛かっています。
キーワード解説

  • 完封負けとは? 完封負けは、野球において一方のチームが得点を挙げることができず、敵チームによって得点を許すことなく敗れる状態を指します。
  • 防御率とは? 防御率は、投手がどれだけ自責点を防げたかを示す指標で、試合で投球したイニング数に対する自責点の数で計算されます。一般的に、防御率が低いほど投手の成績は良いとされます。

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