戸郷は４回を投げ終えて、６５球を投じ、５安打を浴びて４失点、さらに４つの三振を奪うも、これにより自己ワーストとなる今季９敗目を喫した
試合の流れと戸郷の苦悩
初回、戸郷は先頭バッターの中村奨成選手に左翼線へ二塁打を許し、その後も２死一・二塁のピンチを迎えたここで、５番・末包昇大選手による左翼線への２点適時二塁打が飛び出し、早々に先制点を献上する
続く８番・林選手にはフォークボールを用いて空振り三振に仕留めるが、すでにベンチに戻る際には悔しさが滲んでいた
中盤のミスが試合を決定づける
２回にはテンポ良く２死を奪ったものの、９番・玉村選手に中前安打を許すと、続く中村奨選手に左翼への２ラン本塁打を被弾し、０―４と大きなリードを取られてしまった３回には冷静さを取り戻し、小園選手、佐々木選手、末包選手を三者凡退に仕留めるが、結局この試合の攻撃陣も広島投手陣を打ち崩せず、チャンスを生かせぬまま終わる結果となった
課題を振り返る戸郷
戸郷は５回に攻撃陣から代打を送られて降板その後の取材では「立ち上がりが悪いと、こういう展開になってしまう
責任を果たせなかった」と反省の弁を述べた
また、先発投手としての立ち上がりの難しさを語り、「勝負球が打たれていることが技術不足の表れなのかもしれない」とも自己分析した
戸郷投手の苦しい状況は、明らかに立ち上がりの不安定さに起因していると感じます。特に初回に失点を背負うことが多く、試合の流れをつかむことができていない印象を受けました。また、自己分析をしっかり行い、反省の念を抱いている点が今後の改善につながればと思います。
キーワード解説
- 失点とは？試合中に相手に与える得点のことで、ピッチャーにとっては非常に重要な数値です。
- 先発投手とは？試合開始から投げる投手のことで、チームの勝敗に大きな影響を与える役割です。
- 防御率とは？投手がどれだけ失点を出したかを示す指標で、一般的には低い方が好成績とされます。
