この試合では、高卒2年目の木村優人投手(20)が素晴らしい投球を見せ、散発3安打で7奪三振を記録し、プロ初の完投・完封勝利を達成した
木村はこの勝利で今シーズンの成績を3勝2敗に引き上げ、防御率は3.31となった
木村優人の投球スタイル
木村は試合開始から最速152キロの直球を中心に、カーブやカットボール、スプリットといった変化球を駆使して西武打線を翻弄した特にストレートは彼の最大の武器であり、コースをついて投げることで打者を困惑させる役割を果たした
パーフェクトな内容
7回一死までパーフェクトピッチングを続け、一人の走者も許さなかった木村は、この間も冷静さを保ちながら投球を続けた滝沢選手に中前打を打たれた後も、渡部聖選手を124キロの速球で見逃し三振、さらにネビン選手をスプリットで仕留めるなど、焦らず冷静に対応した
プロ初完封勝利の意味
9回には先頭の西川選手を遊ゴロで抑え、滝沢選手には中飛を許したものの、最後はネビン選手を三ゴロに打ち取ることでプロ初の完封を達成したこの日はロッテにとって136試合目でのチーム初完封勝利となる
木村の手応え
試合後、木村は「自分の一番の持ち味は真っすぐその真っすぐでコースをついて落ち着いて投げられました」と振り返った
また、自身の活躍に喜びを示しつつも、今後の成長につなげたいという希望を語った
木村は2023年のドラフトで3位指名を受けて入団し、今シーズンは22試合に登板し、3勝を挙げるまでに成長している
木村優人選手のプロ初完封勝利は、彼の成長を示す重要な成果となりました。特に若手選手が少ないロッテにおいて、木村の素晴らしい投球は今後のチームの希望にもつながることでしょう。このまま成長を続けていくことが期待されます。
キーワード解説
- 完封とは?:試合中に相手チームに一点も与えずに勝利することを意味します。
- 奪三振とは?:投手が打者を三振に仕留めることを指し、投手の制球力や球威を示します。
- 防御率とは?:投手が登板した試合において、与えた失点の数をもとに算出された数字で、数値が低いほど優れた投手を示します。

