この日は、7回に栗原陵矢内野手が決勝となる2点の中前打を決め、大きな勝利に貢献した
栗原選手は、4月に右脇腹を痛めた影響で開幕からのパフォーマンスが思わしくなく、チームも最下位に沈む時期があった
しかし、その後見事に復帰し、チームをリーグ連覇に導くための重要な役割を果たしつつある
彼は「満塁という状況を気にせず、前に飛ばすことだけを考えました」と打席での気持ちを振り返った
試合は、0―0の均衡が続く中、7回表に突如動きがあった
1死から川瀬選手と柳田選手が連続ヒットを放ち、続く打者に敵失も重なり、1死満塁の絶好機を迎えた
栗原選手は1ボールから147 km/hの直球を捉え、前進守備の二遊間を抜けるゴロを放って先制の2点適時打に成功した
加えて、この日は打撃だけでなく、守備でも存在感を示した
初回には2死満塁のピンチを迎えたところで、フランコ選手の強烈なゴロを好捕し、確実な送球で危機を乗り切った
栗原選手は「大関が苦しかったと思うので助けようと気合を入れました」と語り、チームのために全力を尽くす姿勢を見せた
ウエスト・リーグ対戦のためにもこの勝利は重要で、26日にも勝利を収めれば、ソフトバンクの2年連続でのパ・リーグ制覇が決まる可能性が高い
小久保監督は「自分たちの手で連覇を達成したい」と意気込みを見せ、栗原選手も「何が起こるか分からないので、引き締めていきたい」との決意を述べた
今回の試合は、ソフトバンクが優勝に向けて重要な一勝を収めたことが際立った。栗原選手の復帰がチームにもたらした影響の大きさを実感させられる試合であり、今後の展開が非常に楽しみだ。特に、栗原選手の打撃と守備は、勝利を確実にするためのカギを握っている。
キーワード解説
- マジックとは?勝利数や敗戦数に基づく、優勝の可能性を示す数字。
- 適時打とは?ランナーが得点するチャンスを生むヒットのこと。
- 連覇とは?同じタイトルを複数年連続で獲得することを指す。

