広島・新井監督、続投決定も課題山積み
広島東洋カープは、2025年シーズンに向けて新井貴浩監督の続投を公式に発表した新井監督は就任から4年を迎えた今シーズン、チームを貯金2の状態からスタートさせたが、その後、成績は下降線を辿っている
特に7月には4勝16敗3分と深刻な成績を記録
9月も6勝13敗と、チームは現在借金15を抱え、5位に低迷中だ
若手育成の成果が評価される
今季限りでの退任も考えられたが、球団フロントは若手選手の育成が着実に進んでいることを高く評価した例えば、小園海斗選手は現在リーグの打率首位に立っており、2017年のドラフト1位選手である中村奨成選手も成長を遂げている
さらに、昨年のドラフト1位選手である佐々木泰選手も8月から出場機会を増やしており、多くの選手がキャリアハイの成績を記録している
来季の課題は捕手とコーチ陣
しかし、来季の巻き返しに向けては、多くの課題が残されている最も注目されるのが正捕手の問題だ
新井監督は坂倉将吾選手を捕手として起用しているが、その肩の強さや守備力には疑問が持たれている
特に、盗塁阻止率がリーグ最低であり、次のシーズンに向けて他のポジションへのコンバートを検討する余地があるとも指摘されている
ファンからの批判と新たな改革の必要性
さらに、昨シーズンは8月まで首位を維持していたにも関わらず、9月に成績が急落し、結局4位で終わったシーズン終了後には全コーチの留任が発表され、ファンからは「責任を取らないのはおかしい」といった批判の声が上がる結果となった
このような状況を踏まえると、外部から有能な指導者を招聘することも検討されるべきであろう
広島の新井監督の続投が決まったものの、選手層やチーム全体の機能に対する疑問も多く、特に捕手やコーチ陣に対する刷新の必要性が指摘されています。若手選手の成長が見られる一方で、成績が実績に結びついていない難しい状況です。次のシーズンに向けて、多くの改革が求められる時期だと思います。
キーワード解説
- 続投とは?:指導者や選手が任期を終えずにそのまま続けることを指します。
- 借金とは?:勝ち越していない状態を示し、特に貯金がマイナスの状態を指します。
- 盗塁阻止率とは?:捕手が走者をアウトにする確率を示す指標で、守備力の重要な要素です。

