試合後、巨人の阿部慎之助監督は山崎選手について「慎重に行きすぎた」と評価しました
ここでの「慎重に行きすぎた」という言葉は、ピッチングにおいて過度の警戒心を持つことで、逆にパフォーマンスが悪化することを意味しています
また、巨人の杉内俊哉投手チーフコーチは「先頭打者にデッドボールを当ててしまったことが影響した可能性がある」と指摘しました
デッドボール（死球）は、投手が不注意や制御の不具合によって打者にボールを当ててしまうことを指し、これは心理的にも試合の流れに大きく影響を与えます
杉内コーチはさらに「流れをつかめず、そのままズルズルいってしまった」とも語り、試合の流れを自チームに引き寄せることができなかった点を強調しました
加えて、その試合では先発と中継ぎ合わせて合計10四死球という厳しい状況となりました
これは、選手がフォアボール（四球）を出してしまうことで、相手チームに有利な状況を与えるということです
「横浜打線は調子がいい選手が多く、球場のサイズも影響している」と慎重になる理由を理解しながら、「フォアボールを出さないためには、ピッチャーが有利なカウントをどこで勝負するかをバッテリーで話し合っていく必要がある」と課題を示しました
今回の試合では、山崎投手が不調に見舞われたことでチームが難しい状況に立たされました。ただし、試合を通じて指揮官と選手のコミュニケーションが重要であることを再確認したことは、今後の改善に繋がるのではないかと思います。
キーワード解説
- デッドボールとは？：投手が打者にボールを当ててしまうことを指し、打者には一塁に進む権利が与えられる。
- フォアボールとは？：投手が4回ボールを投げて打者が出塁することを意味し、相手に無料で一塁を与える結果となる。
