しかし、この日の試合ではその目標が達成できなかった
5回までは無失点という好投を見せたが、6回に入ると様相が一変
先頭打者の山本に高めの変化球を捉えられ、雄大な一撃で先制点を献上することとなった
その後、1死一、二塁の場面で迎えた細川との対戦では、左翼席への3ランホームランを被弾
これが今季初の1試合2被弾となり、ピッチャーとしての自信に暗い影を落とす結果となった
8回を投げ終えた時点で、大竹は10安打を許し、5失点を記録
これにより今季4敗目を喫することとなり、甲子園での中日戦において通算6戦目で初めて黒星を喫した
また、試合中には2回に打球が右足を直撃するアクシデントが発生し、8年目の大竹は「ちょっと足が痛いので
それどころじゃないです」とコメントし、この影響がパフォーマンスに影響を及ぼした可能性も否定できない
藤川監督は、大竹に温情をかけて続投を決定したものの、その決定が良い結果をもたらすことはなかった
今回の試合は、大竹の投球にとってターニングポイントとなるかもしれない。5回までの無失点が続いていたにも関わらず、6回に一気に流れを失い、結果的に2桁勝利を逃す要因となった。今後、大竹がどのようにリカバーするかが注目される。
キーワード解説
- 2桁勝利とは?プロ野球において、投手が1シーズンで10勝以上することを指し、好投を示す重要な指標です。
- 被弾とは?打者が打ったボールがホームランとなることを指し、投手にとっては特に痛手となります。
- 変化球とは?ストレートとは異なる軌道で投球される球種の総称で、打者を惑わすために用いられます。

