ソフトバンク大関友久、スポーツ心理学を導入し「魂の投球」を追求

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ソフトバンク大関友久、スポーツ心理学を活用した新たな投球スタイルを確立

福岡ソフトバンクホークスの投手、大関友久(27)は、今季から本格的にスポーツ心理学を取り入れたトレーニングに取り組んでおり、その成果が早くも現れ始めている

このトレーニングは、明治大学のスポーツ心理学の専門家である布施努博士(62)の指導によるもので、大関自身のメンタル面の成長を促進することを目指している

大関は昨年秋に布施博士の著書を読み、直接問い合わせを行ったことからこのトレーニングが始まった

通常、スポーツ心理学のトレーニングには「心を鍛え、緊張を和らげる」といった要素が含まれるが、布施博士は「その人の考えを可視化し、目指す方向を探ること」に重点を置いていると語った

トレーニングの実態

トレーニングは、登板前と後の週2回行われ、1回のトレーニングは約2時間だが、時には話が盛り上がり4時間を超えることもあるという

大関はこのトレーニングを通じて、自己の投球に対する感覚を言語化し、理想の投球を「魂の投球」と名付け、その達成を目指している

特に、6月12日の巨人戦での1球が「魂の投球」に近いと自身で評価した

データと感覚の融合

この投球スタイルの背景には、布施博士が提唱する「仮説を立て、試合で実践し、データを集める」というサイクルが存在する

大関の投球に対して球団アナリストが「打たれない理由がわからない」と苦笑いするほど、感覚をデータに変換し再現性を高めている

独自の投球フォーム
また、大関自身の投球フォームは「アート」と呼ばれており、本人は「本物のアートは人々を惹きつけるもの」と例えている

大関は、自身のスタイルを追求することで、独自の視点と感覚を育んでいる

プロ野球選手としての成績向上に加え、スポーツ心理学を通じたメンタル面での成長が、今後の大関のキャリアにどのような影響を及ぼすか、興味深いところだ

大関選手の取り組みは、スポーツ心理学が選手のパフォーマンス向上に実際に寄与する好例です。特に、「魂の投球」という独自のコンセプトが注目されており、感覚を言語化することで自己理解を深めています。今後、どのように進化していくのか期待が高まります。
キーワード解説

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