巨人・近藤大亮投手が引退登板、同僚たちの思いを受け継ぐ

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 巨人・近藤大亮投手(34)が9月27日のイースタン・ロッテ戦で現役最後の登板を果たした

球場には、オリックス時代の福良GMや岸田監督、平野佳寿選手、山本由伸選手など、彼が在籍していたチームの関係者からの多くの花が届き、感謝と励ましの気持ちが示された

 近藤投手は2023年11月に金銭トレードで巨人に移籍し、24年からはオリックスを担当する記者が近藤投手との接点を持つことはなかった

しかし、オリックスの選手たちが彼に託する思いを感じることができた

特に、同じドラフト同期の杉本選手は、近藤選手の登場曲「WINNERS HIGH」(TUBE)を自身の打席で使用し、彼との絆を強く感じて臨んだ試合で、印象深い一打を放った

 杉本選手は「登場曲を使ってほしい」と近藤選手からのメッセージを伝えられ、それに応える形で試合に臨んだ

「TUBEが好きな彼のために、その気持ちを演出したい」と思っていたという

さらに、近藤選手は社会人時代から杉本選手と交流が深く、同じチームに入れたことを嬉しく感じていた

また、杉本選手は近藤選手のストイックなトレーニング姿に何度も刺激を受け、共に切磋琢磨してきた仲であった

 新たに近藤選手から背番号20を受け継いだ阿部選手も、彼に対して強い尊敬の念を示した

阿部選手は、「近藤選手の野球に対する真摯な姿勢や、一球一球に込める思いを多く学んだ」と語り、牽引されるように自らも成長しているという

 近藤選手は引退を告げる際、阿部選手に「お前はもう少し頑張れ」と励ましの言葉をかけたそうで、それが彼の心にも残り、今後の野球人生に向けてのモチベーションとなった

「近藤選手の言葉があったから、まだまだ頑張らなければならない」と阿部選手は力強く語った

 プロ野球は、出会いと別れが交錯する季節を迎えており、近藤選手の思いをつなぐ選手たちが今後も活躍していくことが期待される

近藤大亮選手の引退登板は、多くの選手やファンに感動を与えました。チームメイトたちが彼の影響を受け、競技に対する姿勢を学んでいる様子が印象的でした。これからも近藤選手の思いが選手たちに引き継がれていくことを願います。
キーワード解説

  • トレードとは?:選手が異なるチームに移籍することをトレードといいます。通常、選手同士の交換や金銭の受け渡しが行われます。
  • 引退登板とは?:選手が現役として最後の試合に出場することを指します。この際、選手としてのキャリアを締めくくります。
  • 登場曲とは?:選手が打席に立つ際やマウンドに上がる時に流す音楽のことです。選手の個性やイメージを表現する重要な要素です。

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