天理が逆転勝利、秋季奈良大会準々決勝で奈良大付を下す
<高校野球秋季奈良大会:天理3-1奈良大付>◇28日◇準々決勝◇さとやくスタジアム天理高校は、3季連続の甲子園出場を目指している中、奈良大付と対戦し、3-1で逆転勝利を収めましたこの試合では、注目の右腕、新城楓雅投手(2年)を擁する奈良大付に挑む形となりました
先発投手の長尾亮大(2年)は最速144キロを記録し、新城との投げ合いを制しました
長尾は初回に先制点を許したものの、その後は得点を与えず、9回も無失点で切り抜けました
「安易に変化球でストライクを取りに行ってしまったところが未熟」と反省しつつも、ピンチを切り抜けたことに安堵の表情を浮かべました
長尾は今夏の甲子園で救援としてマウンドを経験しており、今回の投球においては「調子は完璧ではなかったが、悪い中でも粘り強く投げ切れたことは評価できる」と自信を覗かせました
新城との投げ合いについては「これまでは向こうの方が先発任されて投げ切っているイメージがあったが、自分も投げ切れたことは1つの自信になった」と語りました
試合前日には同校OBの日本ハム達孝太がプロ初完封を記録し、長尾にとっては「同じ天理高校の先輩として尊敬する部分」だと話し、自身もプロを目指す励みになったと述べました
この勝利により、天理は4強に進出し、近畿大会出場まであと1勝となりました
「チームとしても気を緩めず、1試合1試合レベルアップして近畿大会出場とセンバツ出場を目指して頑張りたい」と力強く意気込みを語りました
天理高校の選手たちは、厳しい試合を経て自信を深め、近畿大会出場に向けた意気込みを見せました。特に長尾投手は、自分の成長を感じながら、更なるレベルアップを目指す姿勢が印象的です。これからの試合でも彼らがどう活躍するのか、期待が高まります。
キーワード解説
- 甲子園とは?:甲子園は日本の全国高等学校野球選手権大会が行われる球場で、野球ファンにとって特別な場所です。
- エースとは?:エースはチームの主力投手を指し、特に重要な試合で投げることが多いです。
- 完投とは?:完投は投手が試合の全てのイニングを投げ切ることを指し、信頼される投手の証でもあります。
- 変化球とは?:変化球は、投球の軌道を変えて打者を欺くために投げるボールで、ストレートよりも打たれにくいです。

