カープを支える裏方の熱い想い:宇品クリーニング場の中野さんが語るユニホームの洗濯事情

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープを支える人々の姿にスポットを当てる本連載

今回は、選手たちのユニホームや練習着のクリーニングを担当する宇品クリーニング場から、中野隆司さんに話を伺った

彼はこの仕事に14年間携わっており、その中での貴重な経験や選手とのエピソードについて語った

思い出深いエピソード

中野さんが特に印象に残っている出来事は、黒田博樹さんが引退した際のエピソードだ

ロッカーでの片付けをしている黒田選手にユニホームを渡したところ、「クリーニングのスタッフのみなさんに」と、200勝の記念品を手渡されたという

このような選手との心温まる交流が、彼にとっての仕事のやりがいの一部となっている

ビールかけの思い出

また、2018年のカープ優勝時のビールかけも忘れない

未成年の選手は参加できず、清掃スタッフとともにロッカーでその様子を眺めていたが、選手たちが戻ってくると「おめでとう」と声をかけてくれた

その雰囲気は中野さんにとって特別な思い出だ

日々の仕事の大変さ

ビールかけの後には、クリーニング作業が待っている

中野さんは、選手たちのためにきれいなユニホームを届けるため、朝方まで洗濯作業を行ったという

ビールの匂いがなかなか取れず苦労したが、それでもカープの勝利の喜びがすべてを上回っていた

選手への愛着と応援の気持ち
毎日選手のユニホームを見る中で、全選手に対する愛着が芽生えているという

育成選手の昇格に伴うユニホームの変更など、選手の成長を身近で感じることができる幸せを実感している

また、チームの一員として選手を支えられることに感謝している

中野さんは「カープは広島を象徴するチームであり、勝つ喜びや負ける悔しさを共有してくれる」と語り、選手たちがベストな状態で試合に臨めるよう、クリーニングを通じて支える日々に幸せを感じている

この記事では、広島東洋カープのユニホームを担当する中野隆司さんの体験を通じて、選手との交流や裏方の仕事の大切さが描かれています。選手たちの心遣いや仲間意識を感じることで、プロ野球を支える側としての誇りと愛情が伝わってきます。
キーワード解説

  • クリーニングとは?クリーニングは、衣服や布製品を洗浄し、汚れを取り除くサービスのことです。特にプロフェッショナルなスポーツチームでは、効率的で迅速なクリーニングが求められます。
  • ユニホームとは?ユニホームは、スポーツチームが選手たちが試合で着用する特有の衣服のことです。チームの象徴や団結を表し、選手たちのアイデンティティの一部でもあります。
  • ビールかけとは?ビールかけは、スポーツの優勝を祝う際に選手たちがビールをかけ合う伝統的な行事です。喜びや感謝の気持ちを象徴する重要な瞬間でもあります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。