ヤクルト・原樹理投手が来季契約を結ばない旨を通告される
東京・北青山のヤクルト球団事務所にて、原樹理投手(32)が29日、球団から次シーズンの契約を結ばないとの通告を受けた原投手はプロ入り10年目の節目での戦力外通告に対し、「いつかはくることなので
それが今ということですね」と、複雑な心境を浮かべた
原選手は2016年にドラフト1位で東洋大学からヤクルトに入団し、初年度から一軍に昇格
その成績は目覚ましく、特に同年5月1日の巨人戦ではプロ初勝利を挙げた
2021年にはシーズン終盤からの活躍で3勝を記録し、クライマックスシリーズや日本シリーズでの先発として、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した
翌2022年も先発ローテーションの一角として活躍し、8勝を挙げてリーグ連覇を支えた
しかし、その後にいくつかの故障、特に右肘の問題が影響し、昨季は7試合の登板に留まった
今季についても、イースタン・リーグで34試合に登板したものの一軍での出場はなく、苦しい日々が続いた
原選手は今回の通告を受けて、「(球団と)いろいろな話をしたのが、さっきが初めてなので、それも含めてトータルで考えて、それを踏まえて考えないとな、というところ」と、今後の進路について真剣に考える意向を示している
原樹理投手の契約通知は、プロ野球選手にとって非常に厳しい現実を突きつけるものである。特に、彼のようにリーダーシップを執っていた選手が契約されないことは、球団にとっても決断が難しいものであったと言える。野球の世界では、怪我が選手のキャリアにどれほど大きな影響を与えるかを思い知らされる。
キーワード解説
- 戦力外通告とは?:選手が球団から契約を結ばれないことが告げられるというもので、特にシーズン終了後やオフシーズンに多く見られる。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:日本のプロ野球において、レギュラーシーズンの後に行われるプレーオフのこと。リーグ優勝を争う重要な戦いである。
- 日本シリーズとは?:日本のプロ野球の最終的な championships であり、セントラル・リーグとパシフィック・リーグの勝者が対戦する。優勝チームは日本一の称号を得る。
- イースタン・リーグとは?:日本のプロ野球における二軍(ファーム)リーグの一つで、選手育成の場として機能する。

