藤野恵音選手、ソフトバンクでの急成長を遂げる
福岡ソフトバンクホークスに所属する藤野恵音内野手(22)は、入団4年目にして今季71試合に出場し、打率・249を記録するなど飛躍的な成長を遂げている昨シーズンまでの3年間においてはウエスタン・リーグでの出場がわずか4試合という状況だったが、今季は活躍の場を大きく広げている
斉藤和巳監督からの影響
藤野選手の成長の背景には、3軍監督を務める斉藤和巳氏からの激励がある藤野選手は、「(練習の)行動や态度を見ているから、このままじゃ(2軍に)上がれない」との一言にハッとさせられ、自らの態度を見直すきっかけとなった
この経験を通じて、藤野選手はウオーミングアップの声出しに積極的に取り組むようになり、その小さな努力が周囲の評価を変える一因となった
内外野のオールマイティー選手を目指して
さらに、藤野選手は内野手としての経験を生かし、外野手としての練習にも挑戦している外野の守備は高校以来の経験となるため、初めは戸惑いがあったものの、「チャンスだ」と捉え、日々の練習に励んでいる
特に彼の特徴的な“一歩目の速さ”に自信を持ち、スピードを生かして守備での信頼を得るために努力を重ねている
生まれ育った地元球団での挑戦
藤野選手は、2019年のドラフトで育成1位指名を受け入団した際、一時は進学も考えたが、地元の球団からの指名でプロの道を選ぶことにした「施設も12球団で一番」と語り、環境への満足感を示している
未来への決意
藤野選手は「内外野守れるオールマイティーな選手を目指したい」と今後の目標を語っており、支配下登録に向け、更なる努力を続ける意向を示している(昼間 里紗)藤野恵音選手の成長の背景には、斉藤和巳監督からの影響が大きかったことが分かります。選手としてだけでなく、行動や態度も重要であることを理解したことで、藤野選手は自身の取り組みを見直し、着実に成長しています。内外を守るオールマイティー選手を目指す彼の姿勢は、多くのファンにとっても励みとなるでしょう。
キーワード解説
- 内野手とは? 内野手は野球において、内野の守備を主に担当する選手のことです。主に1塁手、2塁手、3塁手、遊撃手が内野手にあたります。
- 外野手とは? 外野手は野球において、外野の守備を担当する選手のことを指します。左翼手、中堅手、右翼手が外野手に含まれます。
- ウエスタン・リーグとは? ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球の2軍リーグを指し、選手の育成やトレーニングの場として利用されています。
- 支配下登録とは? 支配下登録は、チームの選手として公式に契約されることを意味します。育成選手から支配下選手に昇格することは多くの選手にとって大きな目標です。

