特に、彼の打撃スタイルは、早いカウントからの積極的な打撃が特徴的であるが、今月9月には特に四球を選ぶ確率が高まっていることが注目されている
これまで114試合に出場し、439打席の中で19四球にとどまっていた寺地選手であるが、9月は7四球を記録し、自己最多を更新した
具体的には、9月16日のオリックス戦において、寺地選手は7回の第4打席で難しい状況を乗り越え、岩嵜翔投手の142キロのフォーク球を2球続けて見送った結果、四球を選ぶことができた
この打席について、寺地選手は「自分でも異なる感覚を覚えた
これまでの打席とは違う工夫が存在した」と振り返り、自らの成長を実感している
今季、寺地選手は開幕時から一軍の3番手捕手として活躍し、その出場機会を増やしてきた
だが、彼自身はさらなる課題に直面していると語る
左方向への強い打球が少なくなり、長打が出にくくなったと感じている
彼は「一軍では真っ直ぐを仕留めることが求められる
まずは真っ直ぐでカウントを取るピッチャーが少ないため、しっかり一球で仕留められる力をつける必要がある」と述べており、今後の課題として真っ直ぐの打球を意識していくという
最近は、捕手ではなく指名打者（DH）での出場が多くなっている
彼は「キャッチャーとして出場している時も、集中しすぎると初球から振れないことがある
与えられた役割の中でしっかりと結果を出したい」と意欲を見せている
シーズンの残り試合が少ない中、彼は規定打席到達を視野に入れており、「目標に向かって、1試合1本以上のヒットを打つことを目指して全力を尽くしていく」と力強く語った
高卒2年目として、21世紀以降初のシーズン100安打以上を達成した寺地選手のバッティングは、今後のマリーンズにとって重要な要素となるだろう
残り試合でも、ファンを沸かせるプレーを期待したい
この記事を通じて、寺地選手が自身の成長を実感し、さらなる目標に向かって努力している様子が伝わってきます。特に四球を選ぶ姿勢の変化や、新しい打撃の工夫は、選手としての成熟を示すものといえるでしょう。今後の試合で、彼がどのように進化した技術を発揮するのか、非常に楽しみです。
キーワード解説
- 四球とは？：四球は、打者が投手の投げるボールを四球として認められる状況で、打者は塁に出ることができる。通常はボールが4つ投げられたときにその権利を得る。
- 指名打者（DH）とは？：指名打者は、投手の代わりに打席に立つ選手で、通常は打撃に特化した選手が務める。上下シーズンで主に使用される。
