原口は、2009年にドラフト6位で阪神に入団し、16年間にわたってチーム一筋でプレーしてきた
彼は度重なるケガを抱えながらも、2019年にはステージ3の大腸がん手術を乗り越えて復帰したという、不屈の精神を持つ選手だ
引退を決意したのは今月下旬のことであり、原口はまず支えてくれた妻に報告したと述べている
「妻には『よく頑張ったんじゃないか』と言ってもらった」と語った
また、子どもたちにはファームの最終戦後に伝えたが、長女は状況を理解しているものの、まだ下の子たちは理解していないという
引退前に、同学年のチームメートである岩崎、岩貞、梅野に発表したのは、発表の前日28日夜だった
「まだみんな1軍で戦っている最中だったので、なるべくぎりぎりまで伝えないようにした」と原口は語り、チームを思う気遣いを示した
彼は「1軍は勝負の舞台
気にせず戦ってほしい」と仲間たちに話したが、彼らは意外にも冷静で、後で食事をしながら話そうと提案したという
原口は、その引退会見で涙を浮かべながらも、温かい心で仲間たちを思いやる姿勢を見せた
ファンやチームメートに感謝の言葉を伝え、これまでの歩みを振り返った
原口文仁選手の引退は、多くのファンにとってショックなニュースです。彼の不屈の精神や仲間を思う気遣いは、これからも阪神の若い選手たちに受け継がれていくことでしょう。引退後の活躍にも注目したいです。
キーワード解説
- 引退とは?選手がプロとしてのキャリアを終了することを指します。多くの場合、体力や怪我などの理由から決断されます。
- 大腸がんとは?大腸に発生するがんのことをいいます。早期発見によって治療の成功率が高まりますが、進行すると命に関わる疾患です。

