巨人・田中将大、日米通算200勝達成。その裏にあった戦術的な継投

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◇30日 巨人4―2中日(東京ドーム) 東京ドームで行われた試合において、読売ジャイアンツの田中将大投手が日米通算200勝を達成した

この重要な勝利の瞬間は、8回裏のピンチでの投手交代に深く関わっていた

8回表、巨人は2点リードの状況で、登板中の大勢投手が無死一、二塁のピンチを迎えた

この場面で、チーフコーチの杉内俊哉はライデル・マルティネス投手の投入を決定

これには、個人タイトルを意識した戦術があった

杉内コーチは「今日は三兎(さんと)追っていました」とし、田中の200勝、大勢の単独ホールド、マルティネスのセーブという3つの目標を同時に達成しようとしたことを明かした

杉内コーチはまた、マルティネスには「本人の強い希望もありました」と語り、彼の意向も踏まえた上での投手交代であることを強調した

大勢も「僕は2アウトでいいですよ」と柔軟に対応したため、継投計画は問題なく進行した

監督の阿部慎之助も、ライデルの登板理由について「セーブ王も取らせたかった」という目論見があったことを示唆し、個人のタイトルを重視する姿勢を明らかにした

「(8回の裏に)何点取ってもセーブがつくことを確認して、本人の意向を踏まえて投げさせました」と語り、この試合の戦術的な意図を説明した

この試合は、選手の個人目標を重視した戦術的な側面が強調された試合となりました。特にリリーフ投手の登板システムや、個人タイトルの取得に向けたチームのサポート姿勢は、他のチームにも影響を与える可能性があります。
キーワード解説

  • セーブとは?野球で、試合展開の中で投手が自チームのリードを守るために登板し、試合が終了するまでに勝利を手にする役割のことを指します。
  • ホールドとは?リリーフ投手が試合中に自チームが勝っている状況で登板し、後続の投手に繋げることができた場合に与えられるステータスのことです。
  • 継投とは?試合中に異なる投手に交代することを指し、特にピンチの局面や重要な場面で戦略的に行われます。

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