阪神・原口文仁、感謝の気持ちを胸に現役引退会見を実施

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阪神タイガースの原口文仁内野手(33)は30日、西宮市の球団施設で現役引退会見を行った

原口選手は、度重なるけがや育成落ちを経験し、さらには大腸がんという厳しい状況を乗り越えての16年間のプロ野球人生を振り返り、思い出を語りながら涙を流した

現役生活の振り返り

会見には、スーツ姿ではなくユニフォームという姿で臨んだ原口選手

彼は「少し寂しい気持ちもありますが、多くの方々に支えられてここまで来られた感謝の気持ちが大きいです」と心情を表した

入団は2009年、ドラフト6位で阪神タイガースに選ばれた

しかし、度重なるけがにより育成選手としての生活を経験し、その後も1軍に昇格する際には苦労を乗り越えなければならなかった

苦境を乗り越えた原口の意志

特に、2019年1月には大腸がんを公表し、手術を経て6月には1軍に復帰を果たした

その後もチームの優勝に貢献することを願いつつ、試合に臨む姿勢を崩さなかった

「あの球場にいたからこそ味わえた」と語った安打やヒットは、ただの成績以上に、彼にとって特別な意味を持つ

今後の展望と引退セレモニー

引退セレモニーは10月2日のヤクルト戦終了後に行われる予定で、原口選手は「クライマックスシリーズや日本シリーズに向けて、少しでも戦力になれるよう頑張りたい」と最後まで全力でプレーする決意を述べた

また、引退後は「野球と社会に貢献したい」というビジョンについても語った

原口文仁のプロフィール

氏名 原口 文仁
生年月日 1992年3月3日
身長/体重 182cm / 97kg
投打 右投げ・右打ち
両親 埼玉県出身
入団年 2009年度ドラフト6位
原口選手の引退会見は、彼の苦労と感謝の気持ちが表現される場でした。困難を乗り越えた彼の姿勢が多くのファンに感動を与えました。今後の引退セレモニーも注目です。
キーワード解説

  • 育成契約とは?:育成契約は、プロ野球選手がなかなか一軍入りできない場合に結ばれる契約のことです。一般の選手とは別にチームに所属し、育成を重視します。
  • 大腸がんとは?:大腸がんは、腸の中でも特に大腸にできるがんで、体に非常に影響を及ぼす病気です。早期発見が重要です。

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