現シーズンは2軍で59試合に出場し、打率.226、1本塁打、17打点を記録している
渡辺は4月中旬に腰を疲労骨折し、約2ヶ月間の離脱を強いられたが、この日、マツダスタジアムでの調整に臨み、存在感を示すことを誓った
渡辺選手の調整と意気込み
「(2軍で)やってきたことを出せるように本塁打を一本打ちたい」と語る渡辺選手
彼は開幕当初は2軍でのプレーを余儀なくされ、腰の疲労骨折という大きな怪我も経験した
しかし、「(怪我のおかげに近いが)ストレッチの方法を考えられるようになった」とポジティブに考え、リハビリを通じて自らの体のケアを学び直した
スイング軌道の修正
春季キャンプでは新井監督から、従来のアッパースイングからの修正をアドバイスされたスイング軌道の修正は簡単ではなく、長年の癖を修正するための反復練習を重ねた
「教えてもらったスイング軌道に直すため、かなり苦戦しました」と語る渡辺選手は、その努力が実を結びつつあることを感じている
1軍対戦での経験
今シーズンの終盤には阪神タイガースとの3連戦で1軍のレベルを体感した「やっぱり球の質も違うし、実際に打てなかった
こういう投手を打てなければ、1軍でも打てない」と語る渡辺選手
対戦した阪神のリリーフ陣から多くのことを学び、自分の目標も具体化している
若手の刺激
同じドラフト同期の佐々木選手が1軍で活躍している姿は、渡辺選手にとって刺激となっている「刺激を受けています」と語る彼は、自らの成長の糧として励んでいる
今後への期待
この日は全体練習に参加し、ノックやフリー打撃で調整を行った渡辺選手「レベルの高い投手や打者が多くいると思います
タイミングの取り方や球筋など、良いところをすべて吸収していきたい」と語り、今後の活躍に向けて力強く意気込みを見せている
期待の若手内野手がプロ1年目の最終盤に向けて、アーチをかける瞬間を迎えようとしている
広島の渡辺悠斗選手が1軍に合流し、プロ初本塁打を目指す姿が印象的でした。特に、彼の腰の怪我からの復帰の過程や、新井監督の助言を受けたスイングの修正に取り組む姿勢は、今後の成長を感じさせるものでした。ただし、1軍の厳しさを実感した経験もあるようで、これを糧にさらなる飛躍を期待したいです。
キーワード解説
- 渡辺悠斗とは?広島東洋カープに所属する23歳の内野手で、大学からプロに進んだ若手選手です。
- スイング軌道とは?バッティングにおけるバットの振り方や軌道を指し、正しいスイングは良い打撃結果に繋がります。
- 疲労骨折とは?骨が疲労によって亀裂が入ることで、長時間の負荷がかかった場合に発生する怪我のことです。

