武田翔太選手、ソフトバンクからの戦力外通告を自身のSNSで発表
福岡ソフトバンクホークスは1日、投手の武田翔太選手に対して来季の契約を結ばないことを通告した興味深いことに、球団からの正式な発表に先立ち、武田選手は自身のインスタグラムで「この度、福岡ソフトバンクホークスから来季構想外の通達を受けました」と告知していた
武田選手は2011年のドラフトで1位指名を受けて入団し、初年から8勝をあげるなど目覚ましい成績を残してきた
特に2015年には13勝、2016年には14勝を記録し、チームの先発ローテーションの中核として活躍していた
しかし、近年は怪我による影響が大きく、2024年4月には右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年のシーズンには一度も1軍に登板できなかった
今シーズンもこれまで1軍出場はない
プロキャリア14年間の戦績は通算217試合登板、66勝48敗、11ホールド、2セーブ、防御率は3.34というものである
武田選手は自身のインスタグラムで、この14年間に関し、「多くの選手、球団関係者、ファンの方々と出会い、共に戦えたことは非常に大切な思い出です」と感謝の意を示した
また、今後の抱負として「まだまだ挑戦していきたいと思っているので、引き続き応援よろしくお願いします
最高の14年間でした
ありがとうございました」と記載し、去ることへの惜別の気持ちを表現した
9月29日より各球団で戦力外通告の第1次期間が始まっており、ソフトバンクの又吉克樹投手も30日に戦力外通告を受けている
武田翔太選手のインスタグラムでの公表は、彼の誠実さとファンへの感謝が伝わってきます。近年の怪我によって思うようにプレーできなかった中、暖かい言葉で支えてくれたファンへの感謝の気持ちを素直に表現した点が印象的です。スポーツ選手はこうした厳しい状況に直面することが多く、武田選手の姿勢は他の選手たちにとっても励みになるのではないでしょうか。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは? 右肘の靭帯を再建する手術で、野球選手などのスポーツ選手に多く行われる。
- 戦力外通告とは? プロ野球チームが選手との契約を更新しない意思を伝えることで、その選手が次のシーズンでプレーできない事を示す。
- ホールドとは? 試合の重要な局面で登板し、投手がチームの勝利に貢献したことを示す成績の一つで、リリーフ投手に多く見られる。

