西武の平井克典投手、来季契約を結ばず 9年間を振り返る
埼玉西武ライオンズは10月1日、平井克典投手(33)と来季の契約を結ばないと発表した平井は2019年にパ・リーグ記録に並ぶ81試合に登板し、NPB史上でもわずか2位という偉業を達成したが、今季は球威の低下やリリーフ陣の世代交代が影響し、1軍登板はゼロに終わった
平井投手のキャリアハイライト
平井投手はプロ入りから9年間で通算350試合に登板し、104ホールドを記録するなど、リリーフ投手としての地位を確立してきた彼の特徴的なピッチスタイルとは、スリークオーターから投じるスライダーであり、その独特の軌道は打者にとって脅威となることが多かった
契約不更新の背景
平井投手の契約更新が見送られた理由としては、疲労の蓄積による球威の低下、この選手によるリリーフ陣の若返りが挙げられるかつての活躍が映えるシーズンもあったが、今季は期待に応えられなかった
ファンとの別れ
平井は今季の本拠地最終戦セレモニーにおいてファンの前に立ち、感謝の気持ちを込めて手を振ったこれまでの9年間を振り返り、感謝の言葉を述べた彼は、さらにNPBでの現役続行を希望している
平井投手のコメント
「今年は本当に苦しい1年でしたチームの皆さんに支えられて乗り切ることができました
2018年、2019年のリーグ連覇が一番印象に残っています」と述べ、今後の人生に向けても前向きな姿勢を示した
平井克典投手の契約不更新は、彼の9年間のキャリアに一区切りをつけるもの。彼はリーグ連覇の原動力となった功績を持ちながらも、今季の不振が影響し、未来を模索する姿勢を見せている。ファンとの別れは、彼の心に深い印象を残すことだろう。
キーワード解説
- リリーフとは? リリーフは、試合の途中で先発投手に代わって登板する投手を指します。リリーフ投手は、試合の終盤でのピンチや、先発投手の疲労時に重要な役割を果たします。
- ホールドとは? ホールドは、リリーフ投手が試合を引き継ぎ、試合を勝利に導くために打者を抑えたことを示す指標です。この成績は主に中継ぎ投手の貢献度を評価する際に用いられます。

