福山市出身の上本選手は身長170センチと小柄であり、その小さい体格にもかかわらず、プロ野球界で約13年間のキャリアを持つ
彼は、自身のキャリアについて「小さいころから野球を始め、カープの試合も見ていたので、地元の大好きな広島カープで野球ができたのが非常に嬉しかった」と語った
上本選手は、広陵高校から明治大学を経てプロ入りし、入団当初から代走や守備固めとしてチームに貢献した
特に、2016年からのリーグ三連覇時には、当時の監督である新井貴浩氏と共に黄金期を築いた
また、2023年には代打としても4割6分7厘という高い打率を記録し、いぶし銀のプレーで存在感を示した
しかし、近年は故障続きで満足なパフォーマンスができず、体の限界を感じていたことを告白
「13年間、野球をやらせていただいて正直、体もボロボロなので、悔いは全然ない
」と話す彼の言葉からは、長い現役生活に対する十分な満足感が伺える
「もう頑張らなくていいんだという気持ちの方が強い」と執筆中の彼は、選手としての役割を終えようとしている
上本選手は、「こんな小さな体で、こんなに長く野球をさせていただいた」と自身を振り返り、赤ヘルの名脇役として多くのファンに愛された日々を惜しむように、ユニフォームを脱ぐ決断をした
上本選手が現役引退を示唆したというニュースは、プロ野球界において小柄ながら存在感を放ってきた選手の努力と、それを支えたチームへの感謝の気持ちが伝わってきます。特に地方出身の選手が故郷のチームでプレーすることには、特別な意味があることでしょう。彼の今後がどのようになるのか注目したいです。
キーワード解説
- 戦力外通告とは?プロ野球チームがある選手に対して契約を終了する意向を伝えることです。
- ユーティリティ・プレーヤーとは?複数のポジションでプレーできる選手のことを指し、チームの戦略に柔軟に対応できる存在です。
- 代打率とは?主に代打として出場したときの打率のことで、選手のバッティング能力を示す指標です。

