阪神・森木大智選手、戦力外通告を受けた心情と今後の展望
阪神タイガースは10月1日、森木大智投手(22)に対し、第1次戦力外通告を行った会見に臨んだ森木は、スーツ姿で落ち着いた表情を見せつつ、阪神での4年間を振り返った
彼は「4年間、結果が出なかったのが一番の要因
ある程度予測はしていたが、驚きもあった」と率直に語った
森木は、2021年にドラフト1位で阪神に入団
初年度の2022年には2試合に先発登板したものの、結果は2敗と残念なものであった
今年度は育成契約に移行し、リベンジを誓ったが、ウエスタン・リーグでは14試合に登板し、防御率は13.81
特に、24与四死球は制球面の課題を如実に示している
彼は、「1年目には怖いもの知らずで、バッターとの勝負を楽しんでいたが、次第に色々なことが見え始め、自己過信に陥ってしまった
一気にレベルアップするには時間がかかってしまった」と振り返った
彼の腕は、3年時に軟球で中学史上最速の150キロを達成し、「スーパー中学生」として名を馳せたことから多くの期待を集めていた
また、高知高校時代にも四国大会でのベンチ入りを果たし、阪神からドラフト1位指名を受けた
現在22歳と若く、心身ともにまだ衰えは見せていない森木は、現役続行を強く希望
目標にしているのは、一軍の先発ローテーション入り
その意欲は強く、6月後半からは球速も戻りつつあり将来に光が差している
「トライアウトにも前向きに考えており、投げられるなら先発でも中継ぎでも何でもやりたい」と意気込みを見せた
森木選手の戦力外通告は、阪神タイガースにとっても、彼自身にとっても衝撃的な出来事です。若さと実力が評価されていたにも関わらず、結果が出なかったことは非常に残念です。しかし、彼が語ったように、現役続行を目指す意欲やポジティブな姿勢は、ファンにとっても希望を抱かせるものがあります。今後の挑戦にも注目したいです。
キーワード解説
- 戦力外通告とは? 契約を終了することを知らせる正式な通知であり、選手がチームに留まらないことを意味します。
- 制球面の課題とは? 投手が投げるボールの位置やコースをコントロールできないことを指し、特に与四死球の増加に繋がります。
- トライアウトとは? 野球選手がチームに所属する機会を得るために行う、実力を示すための試験や実技を指します。

