7月10日の西武戦を最後に1軍から遠ざかっていた中込投手は、9月29日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で約2カ月半ぶりの登板を果たし、3番手として自己最長の2回を投げた
その結果、1安打無失点の成績を残し、2奪三振を達成するなど好調をアピールした
ファームでの経験が実を結ぶ
中込投手は、シーズン序盤にスライダーとシンカーの精度に課題を抱えていたが、ファームでの練習を重ね、最近では良い手応えを感じているとコメントした「ファームでいろいろやってきたことがちょっとは出たかなと思う」と述べ、自身の成長を実感している様子が伺える
チームの現状と今後の目標
残念ながら、楽天は今シーズンも4年連続のBクラスが確定している中込投手は与えられたチャンスをしっかりとものにし、自身の成長を示すことが求められている
「前の1軍登板はたまたま抑えた感じがすごいあった
しかし今回は、自分の投球ができた」と、自信を見せた
さらなる飛躍へ向けて
シーズンの残りは少ないが、中込投手はこの好調をキープしつつ、1年目を締めくくる決意を表明している今後の登板でさらなる成果を挙げ、来季への期待を高めたいところだ
中込陽翔選手の今回は、選手としての成長が見える場面であった。2カ月ぶりの登板でありながら、しっかりと自己の投球を貫いた姿勢は、自身の未来に向けて非常にポジティブな影響を与えるだろう。今後の試合での活躍が楽しみである。
キーワード解説
- 1軍登板とは?プロ野球選手が最上位のチームでプレーすることを指し、選手の実力や選手寿命に大きな影響を与える。
- スライダーとは?野球での変化球の一つで、ボールが横に曲がる特性を持ち、打者を打ち取るために使われる。
- シンカーとは?ボールが下への変化を伴う投球のことで、打者にとっては非常に打ちにくい球種となる。

