主力が欠けた中で打線の軸に
現在の横浜DeNAベイスターズをけん引しているのは、筒香嘉智選手である10月1日のヤクルト戦では、同選手が日米通算250本塁打を達成した
この試合は横浜スタジアムで行われ、今季最終戦での偉業達成となった
筒香は初回に小川泰弘投手から高めに浮いたフォークボールを捉え、バックスクリーンに運ぶ2ランホームランを放った
彼は2019年以来、6年ぶりとなるシーズン20本塁打にも到達
前半戦では打撃成績が苦しみ、7月7日にファームでの再調整を余儀なくされた
この時点での成績は打率.174、6本塁打、10打点という厳しい状況だった
しかし、若手選手たちと共に練習を重ねた結果、復帰後には33試合で14本塁打を記録
主将の牧秀悟選手や宮崎敏郎選手が離脱する中で、筒香は打線の中心として活躍し続けた
9月以降の試合では、大きく勝ち越し、17勝6敗1分という成績を残した
筒香は「ベイスターズの力はこんなもんじゃない
選手はもっといいパフォーマンスができると思う
それを残り試合で全員が出せたときに、いい結果になる」と語り、その言葉通り、チームは2位でのクライマックスシリーズ進出を果たした
「ファンの雰囲気が変わる、大きな存在」
チームは短期決戦のクライマックスシリーズに向けて特別なモチベーションを持って臨む三浦大輔監督の今季限りでの退任が発表され、監督も筒香選手に期待を寄せている
三浦監督は「ファンの雰囲気が変わる
筒香は大きな存在」と評している
昨年のチームはレギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち抜いて見事な勝利を収めた
今年の筒香選手はシーズン中、打率.188、7本塁打、23打点という結果で苦しんではいたが、日本シリーズでは重要な働きを見せた
特に第6戦では、先制のホームランを放ち、チームを日本一へと導いた
筒香嘉智選手の活躍がDeNAにとって非常に大きな意味を持つことは間違いありません。彼の力強い打撃とリーダーシップが、チームをクライマックスシリーズへと導いたと言えるでしょう。特に主力選手が欠ける中での彼の存在は、チーム全体にとっての支えとなっています。
キーワード解説
- 筒香嘉智とは?プロ野球選手で、横浜DeNAベイスターズに所属する外野手です。彼は打撃力が高く、これまで多くのホームランを打っています。
- クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球におけるポストシーズンのシリーズで、リーグチャンピオンを決定するための試合です。
- 打率とは?選手の打率は、安打数を打数で割ったものを表します。高い数字は、打撃の成功率が高いことを示します。
- ホームランとは?野球で、バッターがボールを打って出塁できる最大の得点方法の一つです。外野フェンスを越えると本塁打となります。

