阪神、原口文仁選手の引退を発表し選手入れ替えを実施

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2025年10月2日、NPB(日本野球機構)は公示を発表し、阪神タイガースが今季限りでの引退を発表した原口文仁選手を含む4選手の入れ替えを行ったことが明らかになりました

新たに登録されたのは、原口選手に加え、湯浅京己投手、榮枝裕貴選手の3名です

原口文仁選手は、2009年にドラフト6位で阪神に入団し、2016年にプロデビューを果たしました

彼のキャリアの中で特に注目すべきは、2019年に発覚した大腸がんについてです

彼は、その後、治療を受けながらもプレーを続け、2024年には完治を報告しています

このような逆境の中でプロ16年間活躍し、通算563試合に出場した原口選手は、打率.269、274安打という成績を残しました

昨オフにはFA権を行使しましたが、阪神に残留を選びました

一方、再登録された湯浅京己投手と榮枝裕貴選手は、9月19日に抹消されて以来の再昇格です

逆に、抹消されたのは茨木秀俊投手です

茨木投手は3年目を迎えており、9月21日のヤクルト戦でプロデビューを果たしました

彼はデビュー戦において2イニングを無失点で抑えた後、27日の中日戦では不調を訴えて早々に降板したハートウィグ投手の代わりに急きょマウンドに上がり、再び無失点の好投を見せました

今回の原口選手の引退発表は、多くのファンにとって感慨深いものでしょう。彼は長い間プロ野球界でプレーし、数々の困難を乗り越えてきました。特に大腸がんを克服した彼の姿は、多くの人に勇気を与えたことでしょう。入れ替えた選手がどのような活躍をするかも今後注目したいところです。
キーワード解説

  • NPB(日本野球機構)とは? 日本のプロ野球を統括する機関で、選手登録やリーグ戦運営などを行います。
  • FA権とは? フリーエージェント権のことで、一定の条件を満たした選手が他球団への移籍を希望する際に必要な権利です。
  • 大腸がんとは? 大腸に発生するがんで、症状が進行するまで気づかれにくいことがあります。早期発見が重要とされます。

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