この日は「9番遊撃」としてプロ2試合目のスタメン出場を果たし、チームは2回に4点を先制した後の1死走者なしの好機で打席に立った
斎藤は、オリックスの投手・曽谷が投げた低めのスライダーにバットを合わせ、中堅左へのヒットを放った
一塁に達した瞬間、嬉しさを隠せず笑顔を見せ、左翼席からは西武ファンの「おめでとう！」という歓声が響いた
斎藤は試合後、「今年中にどうにか初安打を打ちたいと考えていたので、本当に嬉しかったです」と話した
また、この日の安打について「曽谷投手のまっすぐが非常に強力で、バットを短く持ってコンパクトに振ることでうまく当てられたと思います」と振り返り、記念のボールは母に贈る意向を示した
守備面でも、8回表の1死満塁という緊迫したシーンで、正面に飛んできた痛烈なゴロをしっかりと捕球し、併殺に貢献した
これについて斎藤は「（二塁手の）滝沢夏央さんがカバーしてくれたので、本当に助かりました」と感謝の言葉を述べた
西口文也監督（53）も「初めての飛球があのような緊張する場面だったので、見ていてハラハラしましたが、しっかりとプレーしてくれました」と斎藤のプレーを評価した
斎藤は金沢高（石川）で優れた守備力を誇る遊撃手として注目され、昨秋のドラフトでは再々入札を経て西武が1位指名
3軍や2軍で実戦経験を積み、9月27日に初めて1軍へ昇格し、翌日のデビュー戦では本塁打性のファウルを放ちながらも、4打数3三振という結果に終わっていた
プロ野球において、ルーキー選手が初安打を達成することは非常に重要なマイルストーンです。斎藤選手が迎えたこの瞬間は、彼自身の自信を深めるだけでなく、ファンにとっても期待感を高めるきっかけとなります。今後が非常に楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？
- 初安打とは？
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