このトレーニングでは、琉球古武術の武器「釵(さい)」を用いることで、全身を使った動作を意識することが強調された
全身を使ったトレーニング
牧選手は、「釵」を両手に持ち、体幹を意識しながら訓練を行ったこの武器は、腕だけでなく全身の力を使うことを必要とするため、バッティングにも良い影響を与えると考えられている
力の入れ方がカギ
トレーニングでは、力の入り方が重要であると牧選手は説明する「力みのない動作がバットコントロールにつながる
そうすることで打席内での重心移動にも役立つ」と語った
骸骨の骨格標本を活用
牧選手はまた、スポーツトレーナーから骨の動き方を学ぶため、骸骨の骨格標本を用いてトレーニングを行ったこの努力により、新たな体の使い方の体感を得ることができ、「普段使わない筋肉を使用することで、良いトレーニングができている」と自信を見せた
新たな挑戦として「極細バット」を導入
さらに、牧選手は打撃練習に「極細バット」を取り入れ、芯を見つけることの重要性を実感した通常のバットに比べ、打球部が16ミリ細く、軽量なバットでの練習は、ミート力を向上させることが期待される
これらのトレーニングを通じて、牧選手はシーズン中に30本のホームランを目指しており、個人としての記録更新に向けて意欲を燃やしている
牧選手の独自のトレーニング方法は非常に興味深いです。特に、琉球古武術の「釵」を使用することで全身を使った動きが促進される点は、新しいアプローチと言えるでしょう。これにより、普段使わない筋肉を鍛えつつ、打撃力を向上させる狙いがあると感じました。
キーワード解説
- 釵(さい)とは?琉球古武術で用いられる武器で、両手で扱い、しなやかに扱うことが求められる。
- 体幹とは?体の中心部にあたる筋肉群を指し、バランスや姿勢を保つために重要です。
- ミート力とは?バットがボールに当たる瞬間の精度を意味し、ヒットを打つためには非常に大切な要素です。