宮西尚生、880試合連続救援登板の新記録を達成

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2025年5月15日、プロ野球の日本ハムファイターズに所属する宮西尚生投手が、オリックスとの試合で880試合連続救援登板という新たな日本記録を樹立しました

この記録は、プロ野球のリリーフ投手としての長さと安定性を示すもので、彼は2008年から一度も先発を経験せず、18年間にわたりリリーフとして活躍してきました

プロキャリアと記録の背景

宮西投手は、08年のプロ入り以来、通算ホールド数が2024年8月には400を超え、過去の記録を上回る圧倒的な数値を誇ります

ホールドとは、試合中に自チームが勝利する可能性を高める投球をしたリリーフ投手に与えられるポイントで、宮西投手はこれを400回以上達成しています

また、通算407セーブを挙げた元中日の岩瀬仁紀投手と並び、ブルペン史において頂点に立つ評価を受けています

リリーフ投手への転向

宮西投手は市立尼崎高校から関西学院大学を経て、2007年にドラフトで指名されてプロ入りしました

元々は先発投手として期待されていましたが、プロ入り早々にフォームを改造し、リリーフに専念しました

彼は「キャンプ2日目にフォームを変えよう」との提案があり、そこから先発の道は消え、リリーフとしての特異なスタイルが形成されました

練習と成長

宮西投手は、当初は不安定なフォームを持っていましたが、トレーニングを重ねることで球持ちやリリースのスピードを向上させました

これにより、打者にとって「打ちづらい」と評価され、その後の成長を促進しました

今後の展望
現在、宮西投手はやみくもに数字を追うのではなく、チームの勝利に貢献することを第一に考えています

880試合連続の偉業を達成した今でも、さらなる記録更新を目指す意欲を見せています

宮西投手の880試合連続救援登板という記録は、リリーフ投手の重要性を再認識させるもので、今後のプロ野球におけるリリーフ専門の投手の在り方にも影響を与えそうです。彼の投球スタイルや成長の過程は、若手選手の良い手本となるでしょう。
キーワード解説

  • ホールドとは?リリーフ投手が試合中に、チームが勝つ見込みを高めたと認められる成績のことです。
  • セーブとは?試合の中で最後に投げた投手が、リードを保ったまま試合を終了させることを指します。

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