中日ドラゴンズ、Bクラスからの脱却を目指す！来季へ向けた展望と課題
中日ドラゴンズは今季のプロ野球を振り返り、再建の道を歩むことが求められています143試合を戦い終え、63勝78敗2分けという成績は、再びBクラスに終わったことを示しています
これで5年連続のBクラスとなり、長年にわたる低迷が続いています
特に落合博満元監督の退任後から、この12年でAクラスに入ったのはわずか2回であり、最下位も4回経験しました
球団は暗黒時代と呼ばれる低迷期から抜け出すことができていないのが現状です
最終戦を終えた後、中日の朝田憲祐球団本部長は、井上一樹監督が来季も続投することを発表しました
井上監督は試合後に「全ての面で足りない」とし、選手陣に対しレベルアップを求めました
特に、投手、打者、守備の全てにおいて「一枚足りない」との考えを示しました
とはいえ、明るい兆しも見受けられます
特に松山晋也投手が46セーブをマークし、クローザーとしての役割を果たしたことが挙げられます
また、岡林勇希外野手は168安打を放ち、最多安打のタイトルをほぼ確定させています
しかし、チームとしての打率は2割3分2厘でリーグ最下位、本塁打数も83本で5位に留まっています
これが井監督が指摘する「全ての面で足りない」という状況を裏付けています
来季の上位浮上に向けた施策として、球団は本拠地バンテリンドームナゴヤの改修を予定しています
この改修は球団創設90周年に合わせて行われ、特に外野を狭めた新設テラス型観客席「ホームランウイング」に注目が集まります
これにより、外野フェンスは減少し、長打が出やすい環境が整います
今季の本拠地での成績が35勝36敗と拮抗したことから、来季の勝率改善が期待されますが、長打を打てる選手の獲得については課題が残ります
現状では新設の本拠地に相応しい選手層が整っているとは言い難く、今後の補強が必要とされています
中日ドラゴンズは、再建が求められている中で井上一樹監督が続投することが決まりました。来季の成績改善には新たな戦力の獲得や、スタジアムの改修が重要なポイントとなりそうです。
キーワード解説
- クローザーとは？: クローザーは、試合の終盤に登板し、リードを保って勝利をもぎ取る役割を果たす投手を指します。
- テラス席とは？: テラス席は、球場の外野部分に新設される観客席で、打球がフェンスを越えやすい設計となっています。
- ホームランウイングとは？: ホームランウイングは、改修後のバンテリンドームナゴヤで設けられる新たなテラス型観客席の名称です。
